株式会社プロフィッツとアルファ・エッジ・キャピタル株式会社は、2025年3月に不動産業界における重要な業務委託契約を結びました。この提携の背景には、両社がそれぞれの強みを持っていることが大きく関わっており、不動産投資に対する新しいアプローチを生み出すことを目指しています。
まず、プロフィッツの特徴について見てみましょう。プロフィッツは、シェアオフィスやペット共生型賃貸マンション、さらには独自に開発を進めているオリジナルホテルブランドを展開しており、特にバリューアッド戦略や社会的視点を取り入れた投資に力を入れています。一方、アルファ・エッジは、ゴールドマン・サックス出身のメンバーによって設立され、強力なネットワークとともに不動産関連のアドバイザリーサービスを提供している企業です。
この連携により、プロフィッツがターゲットとする多様なクライアント層へのアクセスが容易になり、より効率的な案件の創出が期待できるようになります。両社はそれぞれの専門性を活かし、ソーシングやアクイジション、ビジネスデベロップメント、ファンド形成支援に至るまで一貫したサポートを行うことで、戦略的な物件取得体制を強化します。
提携後の具体的な動きとしては、物件の取得検討がすでに始まっており、年内に100億円以上のクロージングを目指しています。対象となる物件は、東京都内を中心に空室のあるビルや、築古ビル、さらに地方都市におけるコンバージョン可能なホテル・住宅など、幅広く対応しています。特に、短期間でのクロージングを求める案件やバリューアッドを前提としたプロジェクトが歓迎されるとのことです。
両社の代表者は、今回の取り組みに対する期待を述べています。プロフィッツの田中社長は、アルファ・エッジとの協業を通じてリーチできなかった顧客層へのアプローチが可能となり、高品質なアクイジションを現実的に実行する姿勢を示しています。また、アルファ・エッジの千葉代表と瀨川代表も、プロフィッツの投資哲学に共感し、価値発見に力を入れることで共に成果を上げていく意欲を表明しています。
両社の提携は、単に不動産投資に留まらず、社会的な価値の創造にも寄与する努力をしています。例えば、プロフィッツは日本初の保育園特化型ファンドを組成し、社会的ブランディングを行うことで、ESGの中でも特に社会面に注力しています。今後、提携によって得られる新たな投資機会を通じ、さらなる成長が期待されます。
このように、プロフィッツとアルファ・エッジ・キャピタルの協力は、不動産投資の革新をもたらし、多様なニーズに応える新しい機会を市場に提供することが明らかです。両社の今後の動向が注目されます。