AIで営業が進化
2025-09-16 14:17:53

マネーフォワードがAIセールスエージェントEfficを導入し営業の質を向上

AIセールスエージェントEfficが変える営業現場



株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)は、営業活動に革新をもたらすために、AIセールスエージェント「Effic」を導入しました。この取り組みは、同社のリーガルソリューション本部で行われており、商談データの高度な活用を目指しています。

導入の背景


昨今のリモートワークやオンライン商談の普及により、営業現場では数多くの商談が行われています。しかしながら、商談が増える一方で、有効な知見が蓄積されないという課題が浮上してきました。多くの企業では記録が取られてもそれを参照されず、収集したデータが成果に結びつかない「タイパ偏重」な状況が見られています。これにより、若手社員の早期離脱や、業務の属人化による品質のばらつきが問題視されていました。

マネーフォワードのリーガルソリューション本部でも、社内のナレッジが個人に限定されてしまい、顧客対応やプロダクトの改善に活かせていない現実がありました。この課題を解決するために「Effic」が導入されることになりました。

Efficの導入効果


2025年春の「Effic」導入以降、マネーフォワードのリーガルソリューション本部では営業活動と組織運営において顕著な変化が見られました。特に、商談データの可視化やスコアリングにより、自身の過去のパフォーマンスと比較しながら改善を図れるようになり、新入社員の育成にも貢献しています。実際、導入から数週間で新卒社員が初受注を果たすケースもありました。

また、商談ログや競合情報などを一元管理することで、担当者の異動があっても顧客対応の品質を維持できる体制が構築されました。さらに、開発チームは一次情報を即時に得ることができるため、顧客の声をダイレクトに反映したプロダクト改善が進むようになりました。

上司からのフィードバックが補完されることで、チーム内での建設的な対話が活性化し、心理的な安全性が高まりつつあります。Efficは単なる営業効率化ツールに留まらず、営業、開発、顧客の間に新たなナレッジ基盤を構築しています。

マネーフォワードのリーガルソリューション本部の本部長、髙木雅史氏は、「Efficによって商談の一次情報が部門を越えて可視化され、開発や顧客と近い距離で連携できる体制が整いつつある」とコメントしています。彼はまた、「営業組織を単なる売上部門としてではなく、開発や顧客との価値共創を目指すラボのような存在へ進化させたい」と意気込みを語っています。

Efficについての概要


Efficは、商談情報を組織の知識に変換するAIエージェントです。これまで個々のセールスマンに依存していた知見を、自動的に蓄積し、再現可能なナレッジとして組織全体で活用できます。また、商談の前後すべてのプロセスを支えることで、営業担当者が本質的な対話や提案に集中できる環境を提供しています。

今後の展望としては、商談の分析や可視化機能に加え、リアルタイムで営業を支援するコーチング機能を強化する計画です。最終的には営業を支援するAIから、営業そのものを担うデジタルワーカーへと進化し、人とAIの共創による新たな営業体験を実現すべく取り組んでいます。

まとめ


マネーフォワードが導入したAIセールスエージェントEfficは、営業活動の質を向上させるための重要なツールとして注目されています。新たなナレッジ基盤を通じて、組織全体の成長を支援するこの取り組みは、今後も多くの企業に影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Effic
住所
東京都豊島区南池袋1-16-15ダイヤゲート池袋5階
電話番号

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