トプコン2号館リノベ
2026-02-03 16:25:21
トプコンの本社2号館リノベーション 完了と未来への展望
トプコンの本社2号館リノベーションが完了
株式会社トプコンは、東京都板橋区にある本社敷地内の2号館のリノベーションを終了し、2026年2月5日に竣工します。この2号館は1935年に南棟、1937年に北棟が完成した建物で、トプコングループのものづくりの原点を象徴する特別な施設です。新たに蘇った2号館は、安全性や機能性を備えながら、その歴史的価値を尊重する形で生まれ変わりました。開放感があり、人々の交流を促す設計により、技術と人材を育成する未来志向の拠点として新しい役割を担います。
2号館の歴史的背景と特徴
トプコンは1932年、服部時計店の測量機部門を母体に設立され、その後業界で確固たる地位を築いてきました。2号館は、戦前日本における鉄筋コンクリート建築の先駆的存在であり、建築家・阿部美樹志氏の手によって設計されました。彼は「コンクリート博士」と称され、日本の近代建築において多くの名建築を手掛けました。その設計は、柱を最小限に抑えた大空間や、光を多く取り入れる開口部を特徴としており、当初は多くの従業員が働くものづくりの作業環境に最適化されていました。
しかし、時間の経過と共に、実用性が優先される時期が訪れ、外壁に露出した配管や中庭に増設された設備は、当初の設計思想を損なう要因となっていました。
リノベーションの過程
今回のリノベーションでは、配管や仮設物を丁寧に撤去し、目立たない形で耐震補強を施しました。これにより、竣工当時の風通しの良さや人々が行き交う抜けの良い空間が復活しました。新しい空間は、開放的な建築の表情を持ち、当初の設計思想を継承しながら現代にも通じる価値観を体現しています。
具体的には、講堂やカフェテリア、工場エリアなど多機能な空間が設けられ、社員同士が自然に交流できる環境が整っています。リノベーション後の2号館は、地域コミュニティとの連携を強化しながら、さらなる技術開発を展開する拠点として進化していくでしょう。
地域との共生
2号館は創業期から板橋に拠点を置き、90年以上にわたって地域社会との関わりを深めてきました。災害備蓄や食品寄付などの取り組みを通じて、地域との連携を強化し、2017年には大規模災害時において庁舎が使用不能になった場合、当社施設を代替として提供する協定も結んでいます。
このように、トプコンは創業の地で育まれた精神や歴史を未来に繋げていくことを目指しています。そして、再生された2号館は、次世代の技術開発を支える重要な場となるでしょう。これを機に、トプコンはさらなる発展を遂げることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社トプコン
- 住所
- 電話番号
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