近年、デジタル社会の進化とともに、自律分散型組織(DAO)の重要性が増しています。その中で、株式会社ガイアックスは、マネックスグループの子会社であるマネックスクリプトバンクと提携し、DAOの組成・運用を支援するためのオールインワンツール「DAOX」です。このツールはNFT決済機能からコミュニティ活性化の機能までを備えた総合的なプラットフォームであり、2024年3月28日からオープンベータ版の提供が開始される予定です。
DAOXの特長
「DAOX」は、DAOの立ち上げに必要な機能を一体化して提供します。従来、DAOを始めるには複数のサービスを組み合わせる必要があり、難易度が高かったものの、DAOXを使用することでプロセスが簡略化されます。これにより、社内の関係者や参加者にとって大きな負担が軽減されるでしょう。
本ツールには、以下の3つの特長があります。
1.
クレジットカードに対応したNFT販売とウォレット自動生成機能
DAOXでは、NFTを簡単に販売できるだけでなく、購入者には自動でウォレットが生成され、登録の手間がいりません。これにより、すぐにDAOのメンバーとして活動を開始できます。
2.
リワードトークン付与機能
メンバーの貢献度を可視化できるタスク機能があり、完了したタスクに対してリワードトークンの送受信が可能です。これにより、参加者のインセンティブが明確になり、コミュニティが活性化します。
3.
活性度を数値化したダッシュボード
DAO内のNFT売上や投稿数、その他アクションを一元管理するダッシュボードがあり、全メンバーが現状を簡単に把握できるようになっています。また、コミュニティの活性度を示すエキサイトメント数値も表示され、メンバーの活動のモチベーションを高めます。
トークセッションとエキスポ
パートナーシップの一環として、2024年11月20日には幕張メッセで開催されるブロックチェーンEXPO【秋】にて、ガイアックスの上井登志之氏がトークセッションに登壇します。このセッションではDAOのトレンドや2025年のWeb3についてディスカッションを行い、参加者に向けた豊富なインサイトを提供します。参入費用は無料なので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
ガイアックスのミッション
ガイアックスは1999年に設立され、「人と人をつなげる」をミッションに掲げています。ソーシャルメディアの活用をはじめ、シェアリングエコノミーやDAO、インキュベーション事業など多岐にわたる事業を展開し、社会課題の解決に寄与しています。特にDAOXのような新しいツールで、企業や自治体がその課題解決に貢献できる未来が期待されています。
ガイアックスは、DAOの組成と運用を支援するだけでなく、全方位からのコンサルティングサービスも充実させており、DAO型コミュニティの成長をサポートするために尽力しています。
まとめ
今回のガイアックスとマネックスの提携は、DAOの新たな未来を切り開く大きな一歩です。DAOXを通じて多くの企業やコミュニティが実績を上げていくことに期待が寄せられています。これからの展開に注目しましょう。