国内最大級のフェアトレードキャンペーンが開催される
フェアトレードの認知拡大を目指し、5月に「ミリオンアクションキャンペーン」が実施されることが発表されました。このキャンペーンは、全国の企業や学生、自治体、NPO、飲食店など、多様な団体が一斉に活動を行うことで、フェアトレードについての理解を深めることを狙いとしています。特に、5月の第2土曜日は「世界フェアトレード・デー」に設定されており、国際的な意義を持つこの日を中心に様々なイベントが展開されます。
キャンペーンの具体的な活動としては、店頭での説明やSNSでの情報発信、広報ツールの配布などが行われる予定です。これにより、多くの人々にフェアトレードの理念や活動を広め、参加を呼びかけることが期待されています。
オンライン説明会の開催
キャンペーンに向けて、参加を希望する企業や団体、学生を対象としたオンライン説明会が2月18日と22日に開催されます。18日は事業者向け、22日は学生や自治体、NPO向けにそれぞれ実施され、参加者は具体的な企画について相談することができます。
説明会の詳細
- 2月18日(金)14:00~15:00(事業者対象)
- 2月22日(火)14:00~15:00(学生・自治体・NPO対象)
- - 場所:オンライン(ZOOM)、アーカイブ配信あり
- - 内容:キャンペーンの企画説明、質疑応答
このオンライン説明会は参加が自由で、フェアトレードビジネスを推進している方はもちろん、興味がある方も気軽に参加できます。
キャンペーンの目的
この「ミリオンアクションキャンペーン」は、5月に行われるフェアトレード月間を利用して、100万回のフェアトレードに関するアクションを呼びかけるものです。昨年のキャンペーンでは、実際に119万アクションを達成し、非常に好評でした。今年はさらに多くの団体が参加し、更なる広がりを見せることが期待されています。
参加団体によっては、タイアップとしてフェアトレード商品を紹介することや、SNSでの広報活動を行う予定です。例えば、カフェや食堂でフェアトレードの豆や食品を提供したり、授業を通じてフェアトレードについて学ぶ機会を提供したりすることが考えられています。
フェアトレードについて
フェアトレードとは、簡単に言うと公平な貿易のことです。非フェアトレードでは価格の不均衡により、生産者が不当に低い価格で商品を販売せざるを得ない現象が起こります。その結果、生産者の生活は苦しくなり、社会問題や環境問題が生じることがあります。
一方、フェアトレードでは公正な取引を実現し、適正な価格で製品を販売することにより、持続可能な生産を推進し、生産者をサポートする仕組みが組まれています。また、日本国内でもまだフェアトレードは広く認知されていないため、キャンペーンを通じてその意識を高め、参加者を増やしていくことが必要です。
まとめ
「ミリオンアクションキャンペーン」は、フェアトレードの重要性を多くの人々に広める画期的なイベントです。様々な団体が一体となり、国際的な問題にもアプローチできるこの取り組みに、是非とも多くの方のご参加をお待ちしております。私たち一人一人の小さな行動が、大きな変化をもたらすのです。