デジタル庁が目指す未来志向のDX推進と規制改革の最新動向

デジタル庁が進めるデジタル・トランスフォーメーションの展望



2021年12月10日、デジタル庁の牧島大臣は定例記者会見を開き、デジタル時代における官民のインフラ整備を加速することを目指していることを報告しました。特に、未来志向のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の重要性に言及し、今後の取り組みや規制改革に関する最新の情報を紹介しました。

再エネタスクフォースの開催



大臣は、来週の12月13日(月)午後6時から、「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」をオンラインで開催することを発表しました。このタスクフォースは、水循環政策における再エネ導入目標のフォローアップを行なうことが予定されており、2030年の温室効果ガス46%削減を実現するための数値目標についても言及される予定です。

地域との共生に関する取り組み



次に、地域と共生した再エネ拡大に向けた規制の在り方のフォローアップが行われることも報告されました。再エネの急速な拡大に伴い、地域住民からの不安の声が上がる中、事業者規律の確保とともに、住民との共生が求められています。担当省庁による適切な規制の在り方が議論される予定です。

リチウムイオン蓄電池に関する消防法の見直し



また、リチウムイオン蓄電池に関する消防法の見直しについても言及されました。今後の再エネの大量導入において、蓄電池は重要な役割を果たすとされており、規制の緩和が急務であるとして、大臣が速やかな見直しを求めることが表明されました。

行政改革推進会議の報告



大臣は、行政改革推進会議を開催し、昨秋のレビューを通じての指摘事項についても報告しました。指摘事項は各府省庁とともに検討し、予算にしっかり反映させる必要性があるとされています。

ワクチン接種歴の電子証明書



会見では、ワクチン接種歴の電子証明書についての質疑応答も行われ、12月20日にマイナンバーカードを持つ住民がスマホを利用して接種記録をダウンロード可能になると説明されました。紙製の証明書についても、地方自治体での対応が進められているとのことです。

マイナポイントの普及進捗



さらに、マイナポイントの普及に関する計画についても言及され、特に国民の誤解を解消するための普及啓蒙活動の重要性が強調されました。

まとめ



デジタル庁の取り組みは、持続可能なデジタル社会の実現に向けた重要なステップとなります。再エネの拡大や規制改革、デジタル証明書の整備について一層進めていく必要があり、これからの動向に注目が集まります。今後の発表や取り組みにも期待が寄せられています。

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