成長と発見を促す「はぐくむ湖畔」
食、学び、対話というテーマで運営される「はぐくむ湖畔」は、東京都世田谷区に位置するコミュニティカフェです。運営を手がける株式会社はぐくむは、社会づくりに寄与することを目指し、教育やコンサルティング事業を展開しています。
近年、このカフェは「Peatixコミュニティアワード2025」において、「拠点型コミュニティ賞」を受賞しました。このアワードには全国から約450のコミュニティが集まり、交流や発見、エンパワーメントをテーマにした審査が行われました。
「はぐくむ湖畔」は、そのユニークな取り組みや、参加者同士のつながりを育むイベントが高く評価されました。このカフェが目指すのは、安心して自分の気持ちを表現できる場の提供です。
特徴的な取り組み
コミュニティディナー
月に3回開催されるコミュニティディナーは、デンマークの「アブサロン」にインスパイアを受けて成り立っています。このディナーは、食事を共にしながら新たな対話を生み出す場で、参加者は年齢やバックグラウンドを越えて集い、さまざまな人とのつながりを楽しみます。参加者同士が食卓を囲み、コーチングの専門家が場の雰囲気を整えることで、より深い対話が生まれます。
ジャーナリングディナー
新たに導入されたジャーナリングディナーは、食事と共に新しい気づきが得られる体験を提供しています。前菜、メイン、デザートとともに、参加者はジャーナリングワークシートを用い、自分の気持ちを言葉にします。その過程で、他者との対話が進み、自分自身や他者を深く理解する助けとなります。
たねラボ
「たねラボ」は、参加者の夢を応援する仕組みです。「私がやりたいこと」を具体化するためのコーチングや、プロモーションの支援を通じて、多くの人々が自発的に自分のアイデアを育てる手助けをします。
はぐくむアカデミー
定期的に開催されるワークショップや講座を通じて、参加者は自己探求や才能の開発を行います。自分の興味に基づいた学びの場が揃っており、新たな発見の機会を提供しています。
ジャーナリングノート「HAGUKUMU NOTE」
2024年より販売される「HAGUKUMU NOTE」は、コーチングの経験から生まれた独自の問いがちりばめられたジャーナリングノートです。このノートを使用することで、自分自身を深く探求し、人生の質を高めることが期待されています。
食材と空間へのこだわり
「はぐくむ湖畔」で提供される料理は、自家製発酵調味料と新鮮な野菜がふんだんに使われています。地元の生産者とのつながりを重視し、ナチュラルで身体に優しい食材が厳選されています。また、空間デザインは著名な建築家、坂茂氏によるもので、再生紙を使用した温かみのある内装が印象的です。
今後の展望とメッセージ
「はぐくむ湖畔」の代表、小寺毅氏は、自分らしさを尊重したコミュニティの必要性を強調します。この受賞を機に、さらなるコミュニティ活動の充実を図り、一人ひとりが幸せに生きる社会を目指すと宣言しています。地域社会への貢献を通して、参加者が自らの声を発揮できる場を提供し続ける意向です。地域の人々が想いを伝え合い、共に生きる喜びを感じあえる社会を目指します。
まとめ
「はぐくむ湖畔」は、ただのカフェではなく、参加者が自分の内面を見つめ、豊かなつながりを育む場です。食、学び、対話を通じて、共に成長し合えるコミュニティの重要性を再認識させてくれます。今後も注目が集まるこのカフェは、コミュニティの発展とともに、さらなる飛躍が期待されます。