保険薬局向け新サービス「Pharmotto(ふぁーもっと)」
株式会社OZは、保険薬局の効率化を目指した新たな業務代行サービス「Pharmotto(ふぁーもっと)」をリリースしました。このサービスは、医療機関の運営サポートを目的としており、薬局スタッフが本来の医療を提供する業務に集中できる環境を整えます。特に、労働人口の減少や地方における事務員採用の困難といった課題に対策を講じ、地域住民の健康を支える保険薬局の実現を目指します。
開発の背景
このサービスは、医療事務員の役割を有効活用し、薬局の業務をより効率的かつスムーズに進めるために開発されました。薬局のスタッフが処方箋の管理や入力処理といった事務作業に悩まされるのではなく、患者への対応や医療にもっと時間を割けるようになります。また、将来的には、処方箋入力だけでなく、レセプト作成や届け出用紙の作成など、さまざまな医療事務の代行サービスが展開される予定です。
社会課題への対応
近年、厚生労働省の予測によれば、日本の生産年齢人口は減少の一途をたどっています。これに伴い、保険薬局におけるスタッフの負担が増加しますが、「Pharmotto」を利用することで、少ない人数で働いている薬局でもサービスの質を落とすことなく運営が可能です。
さらに、厚生労働省が提唱する「患者のための薬局ビジョン」に賛同する形で、当サービスによって薬局が人間中心のサービス提供を実現できるようになります。これにより、調剤補助業務への移行を進め、より質の高い医療サービスを提供します。
持続可能な社会を目指して
「Pharmotto」は、実際に令和6年の能登半島地震発生時に、トライアル薬局で活用され、地域住民に迅速な薬品供給を実現しました。これにより、地域社会における持続可能な医療体制の構築を支援しています。
サービス内容
「Pharmotto」は、現行の保険薬局の窓口システムを改変することなく、既存の業務フローの中で機能します。患者が来局した際、スタッフがスマートフォンやスキャナーで処方箋を撮影して送信すると、医療事務の専門家がその入力と印刷作業を代行します。最終的には薬局自身が最終確認を行い、透明性と正確性を確保しています。
安全性とセキュリティ
最も重要な点として、安心・安全なサービスの提供が最優先されており、厳格なセキュリティ対策と法規制の遵守が実施されています。これにより、既存システムに変更を加えることなく、スムーズにサービスを開始することができます。
株式会社OZのビジョン
株式会社OZは、2024年に設立されたばかりですが、医療業界に新しい風を吹き込むべく、保険薬局向けのソフトウェア開発を通じて、持続可能な健康管理体制の実現に向けた新たな価値を創造し続けます。