京都芸術大学とタクシー協会の未来交通プロジェクト
京都の交通システムの新たな可能性を探るため、京都芸術大学と京都府タクシー協会が画期的な産学連携プロジェクトを実施しました。特に、キャラクターデザイン学科の野村ゼミに所属する学生たちが中心となり、ライドシェアサービス「京クルー」のプロモーション動画を制作。このプロジェクトの目的は、新しい交通サービスへの理解を深め、学生たちの専門性を高めることです。
プロジェクトの背景
京都府タクシー協会からの委託を受け、学生たちは「京クルー」の可能性および課題を分析し、調査結果を基にアニメーション制作に取り組みました。この取り組みは、学生の社会的な視点とクリエイティブな表現力を融合させることを目的としています。
制作されたアニメーション作品
最終的に、学生たちは社会的意義や地域の交通におけるライドシェアの役割を視覚的に伝える5本のアニメーション作品を企画し、その中から2本が選ばれ、納品されました。それぞれの動画は、特定のテーマやストーリーを持っており、印象に残る映像表現が施されています。
1.
京クルージャー
この動画では、急いでタクシーを待つ人々が描かれ、そこで現れるのが「京クルージャー」です。ライドシェアのドライバーが、京都の街中で多くの人々の移動をサポートする様子が生き生きと表現されています。
2.
白馬の王子さま
こちらの作品は、主人公が城に向かうために馬車を待っているシーンから始まりますが、馬車が満車で行けなくなった際に現れるライドシェア。ライドシェアの助けを得て無事に城へ向かうストーリーが描かれ、笑いや感動を呼び起こします。
提案内容と今後の期待
プレゼンテーションが行われた際、京都府タクシー協会からは「我々が思いつかない斬新な視点がもたらされた」と、高く評価されました。学生たちのクリエイティブなアプローチと新しいアイデアが、交通サービスの未来を開く一助となることが期待されています。アニメーションを通じて、多くの人々にライドシェアの利便性や重要性を伝えることができるでしょう。
京都芸術大学の特長
京都芸術大学は、国内最大規模の総合芸術大学であり、10学科24コースから成り立っています。本学では、芸術を通じて社会的な課題を解決することを重視しており、年間100件以上の社会実装プロジェクトを展開しています。このような取り組みを進める中で、学生たちの提案が地域社会全体の活性化につながることが期待されています。大学の所在地や学科編成などの詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください:
京都芸術大学公式サイト。