シンガポールパビリオンがついに完成!
2025年に開催される大阪・関西万博に向け、シンガポールパビリオンの象徴的な構造物「ドリーム・スフィア」がその外観を完成させました。この赤い球体は、約17メートルの高さで、1万7千枚以上のリサイクルアルミニウムで覆われています。これにより、シンガポールが誇るサステナブルなデザインが際立つとともに、自然と共存する都市の理念を表現しています。
ドリーム・スフィアの特徴
シンガポールパビリオンのドリーム・スフィアは、1月10日に着工し、驚くべき速さで外観が完成しました。オン・エンチュアン駐日シンガポール共和国大使は、このプロジェクトの進展を嬉しく思い、「小さな赤い点(Little Red Dot)」と称されるシンガポールのインスピレーションを得たと述べています。また、このパビリオンはイノベーション、サステナビリティ、レジリエンスを特徴としており、来場者に特別な体験を提供することを目指しています。
サステナビリティへの取り組み
シンガポールパビリオンのデザインを手がけたDPアーキテクツのCEO、シア・チー・ホアン氏は、持続可能性が実現可能な夢であるとして、パビリオンがどのように未来を描くのかを強調しています。リサイクル素材の使用は、年間約70トンの二酸化炭素削減につながり、これは約2,500本の樹木が吸収する量に相当します。また、屋上には太陽光発電パネルが設置され、会期中には約15,000kWhのエネルギーを生み出す見込みです。エネルギー量は77台の電気自動車が1,000km走行するのに足りるほどです。
思いが織りなす展示内容
シンガポールパビリオンは「ゆめ・つなぐ・みらい(Where Dreams take Shape)」をテーマに掲げ、来場者が夢の実現に向けた行動を起こすきっかけを提供します。展示は大きく3つの章に分かれており、各章は来場者をそれぞれの旅に誘います。
Chapter 1: 時代を超えて
この章では、シンガポールの人々がどのように帰属し、成長し、繁栄してきたのかを紹介します。地元アーティストの作品により、来場者はシンガポールの歴史と文化の一端に触れることができます。
Chapter 2: 未来の家づくり
ここでは、人々がどうやって共生を実現しているのかを示します。多様なアートインスタレーションが、シンガポールの持続可能な都市づくりの取り組みを伝えます。
Chapter 3: 夢が形になる
来場者自身が参加し、夢を実現する体験を提供するこの章は、2025年1月下旬以降に詳細が発表される予定です。
まとめ
シンガポールパビリオンは、展示スペースの他にカフェやバー、物販エリアを設置し、アーティストのパフォーマンスも予定しています。来場者は、シンガポールの文化に触れる貴重な体験ができるでしょう。持続可能な未来に向けた取り組みは、シンガポールの魅力を再確認する絶好の機会でもあります。