スマートウォッチと受診
2026-09-09 08:32:04

スマートウォッチ利用者の約8割が医療機関を未受診、データ活用の課題とは?

スマートウォッチと睡眠健康の実態



近年、スマートウォッチやスマートリングなどのウェアラブルデバイスが普及し、個人の睡眠状態を手軽にトラッキングできるようになっています。しかし、これらのデバイスを通じて得られる情報がどのように行動に結びついているのか、興味深い調査結果が発表されました。

一般社団法人 いびき無呼吸改善協会は、全国の20〜60代の男女200名を対象に「睡眠計測と行動に関する実態調査」を実施しました。この調査では、血中酸素レベルや呼吸の乱れに関する通知を受け取った後の行動に焦点が当てられています。その結果、受診を促すような通知を受けたことがある人のうち、実際に医療機関を訪れたのはわずか23.5%であり、約80%は未受診のままであることが分かりました。

調査背景と目的



ヘルスケア業界におけるテクノロジーの進化は目覚ましく、これまで困難だった睡眠状態の把握が今や簡単に行えるようになりました。スマートデバイスによるデータは、個人が自身の健康管理を行うための重要な手段となりつつあります。しかし、データを受け取った後、どのように行動が変わるのかという点は、これまで明確になっていませんでした。

この調査の目的は、データを受け取ったユーザーがどのように情報を受け止め、行動しているのかを探ることでした。テクノロジーが進化しても、ユーザーの健康に対する意識と行動が一致していない現実が浮き彫りとなっていることが示されました。

調査結果の概要



調査によると、睡眠を計測するツールとして最も多くの回答を得たのは「スマートフォンのアプリ」で49.6%、続いて「スマートウォッチ」が31.5%を占めています。関心のある計測結果としては、「深い睡眠が少ない」と回答した人が24.9%、次いで「睡眠時間が足りていない」とする回答が21.1%を記録しました。

無呼吸の可能性を示す通知の実態



興味深い点は、「無呼吸の可能性」を示す通知を一度でも受け取ったことがある人は全体の17.0%であることです。受け取った人のうち、実際に医療機関を訪れたのが23.5%という低い数字であり、ほとんどの人がその通知をスルーしています。対策として「スマホの使用時間を減らした」と回答したのは17.2%で、ほとんどの人が具体的な行動に結びついていない実態が見えてきました。

課題と今後の展望



調査結果からは、スマートウォッチやアプリが提供するデータがどれほどユーザーの行動に影響を与えるかに疑問が残ります。データの通知を受けたにも関わらず、実際に医療機関へ行くことが少ないという現状は、画期的な進歩の裏にある大きな課題を示唆しています。機器の精度を理解している人が多い一方で、「あくまで参考値」としてそのデータを過小評価している可能性も。これでは、医療機関に頼るべきタイミングを見逃す危険性も高まります。

専門家からのアドバイス



いびき無呼吸改善協会の代表者は、「通知を見ても受診をためらう傾向がある」とし、「アプリの性能にばかり目を向けず、身体からのサインとして捉えることが重要」と述べています。ウェアラブルデバイスはあくまでスクリーニングツールであり、最終的な判断のためには専門家の意見を仰ぐことが推奨されています。データに不安を感じた場合、まずは専門医の診断を受けることが大切です。

調査概要



この調査は2026年9月6日から7日まで実施され、全国の20〜60代者が対象となりました。スマートデバイスを活用した医療への橋渡しが、今後さらなる課題として意識されることが期待されます。

結局のところ、テクノロジーの進化は非常に重要ですが、そのデータをどのように活用し、必要な行動をとるかが、私たちの健康を左右する鍵であることは間違いありません。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
ムーンムーン株式会社
住所
熊本県熊本市中央区神水1-24-6建神ビル8F
電話番号
096-288-9069

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。