2025年8月の入札公募件数の動向
2025年8月における入札・公募件数は
81,738件で、前年同月比で7.6%、前月比では22.7%の大幅な減少となりました。この数字は、ここ12ヶ月間における最低水準の一つで、特に建設関連が厳しい状況に見舞われています。
前月比・前年同月比での減少
前月の2025年7月に比べると、
23,937件も減少しており、この減少率は22.7%に相当します。また、前年同月の2024年8月と比較しても、
6,692件減少していることがわかります。これまでのデータを見ると、2025年1月に記録された
112,006件や2月の
127,470件、6月の
107,653件といった数字と比べると、8月の81,738件は非常に低い水準です。
業種別の入札状況
業種別の分析によると、特に「土木工事」や「設計・測量」に関するカテゴリーで顕著な減少が見られます。具体的には、「土木工事」の件数は
14,434件で、前月比で
2,057件の減少(87.5%減)、また「設計・測量」は
9,570件で
5,393件(64.0%減)の落ち込みを記録しました。さらに、その他の建設設備関連でも、減少傾向が避けられない状況です。
一方で、「燃料・ガス・油脂及び工事」に関しては、
1,188件と増加しており、一部のカテゴリにおいては件数の伸びも確認されています。しかし、大半は建設・設備関連の減少によって全体件数が厳しい状況になっています。
入札予定情報の変化
入札予定情報の件数も低下傾向にあり、2025年8月の件数は
20,233件。前年同月の23,357件と比較して
3,124件、13.4%の減となり、前月比では70.0%に相当する
47,184件の減少が見られました。この情報は、当初予算や補正予算に関連する大きな金額の案件が対象とされています。
調査元の概要
この調査は、入札情報提供サービス「入札王」に基づいています。新たな情報を確認したい方には、
10日間の無料お試しも提供されていますので、利用してみることをお勧めします。
まとめ
2025年8月の入札・公募件数の大幅な減少は、特に建設業界に影響を及ぼす結果となりました。今後も引き続き、業種別の動向に注目し、企業や関係者がどのように対応していくのかが重要です。