最新の削孔装置
2026-01-20 09:25:19

奥村組が開発した天井用削孔装置が補強工事を効率化

既存鉄筋コンクリート構造物補強の新たな取り組み



株式会社奥村組が新たに天井用削孔装置を開発しました。この装置は、既存の鉄筋コンクリート(RC)構造物の補強工事において、削孔作業を自動化する技術です。近年、耐震補強工事が必要とされるケースが増え、天井や壁の増厚工法が多く行われています。増し打ちコンクリートとの一体性を高めるためには、アンカー筋を既存構造物に埋め込む作業が求められます。

削孔作業の現状



このアンカー筋を挿入する孔、通称「挿入孔」の削孔は、従来、人力で電動ハンマードリルを使い行われてきました。この作業は、数千箇所にも及ぶことがあるため大変な労力を要します。特に天井部分の削孔は上向き作業になるため、身体にかかる負担が大きく、効率的な作業が求められていました。そのため、専用の削孔装置の開発が急務とされていました。

新たな削孔装置の特長



新たに開発された天井用削孔装置は、最大で25mmの削孔径と400mmの削孔長を持ち、360度の方向に最大600mmの移動が可能です。また、かさ上げ治具により、施工可能な天井高さは2.0mから3.0mまで調整できます。

この装置には、2台のレーザー墨出し器が一体化されており、削孔ビットの位置を精密に調整可能です。前後や左右の動きはペンダントスイッチで操作し、その後は自動的に削孔作業を行います。削孔の深さや時間、数量などの施工結果も自動で記録され、データの管理も容易に行えます。さらに、もしビットが既存の鉄筋に触れた場合、スピードが変化することで自動停止し、構造物への損傷を防ぐ機能も備えています。

労働環境への配慮



削孔作業中に出る粉塵は集塵機により飛散を防止し、作業環境の改善にも貢献します。性能確認試験では、人力で行った場合と同等の精度を保ちながら、省力化と効率化を実現できることが証明されました。

今後の展望



この新たな天井用削孔装置は、今後の既存RC構造物補強工事における生産性を飛躍的に向上させる技術として期待されています。株式会社奥村組は、積極的にこの技術の普及を目指し、今後の建設業界において重要な役割を果たすことでしょう。

お問い合わせ先



本件に関する詳細な情報は、株式会社奥村組の技術本部、技術研究所の企画管理グループまでお問い合わせください。電話番号は029-865-1521、ファックスは029-865-1522、メールアドレスは[email protected]です。


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会社情報

会社名
株式会社 奥村組
住所
大阪府大阪市阿倍野区松崎町二丁目2番2号
電話番号
06-6621-1101

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