株式会社マネーフォワードは、企業向けの後払い決済および請求管理を行う『マネーフォワード 掛け払い』に新機能、カード決済機能を導入すると発表しました。この新機能により、企業は発行した請求書にカード決済を追加できるようになります。これにより、カード支払いを希望する顧客との新たな取引が可能になり、業務の効率化や売上の増加が期待されます。
『マネーフォワード 掛け払い』は、企業間取引で必要な「与信」「請求書の発行・送付」「消込」「督促」などの業務を一括で代行するサービスです。この度のカード決済機能の導入にあたり、ユーザーは加盟店契約を行うことなく利用可能で、約1%から3.5%の手数料が発生します。ただし、これにより企業は、顧客のニーズに応えることができ、ビジネスチャンスを拡大できる結果が期待されています。
マネーフォワードによると、アメリカン・エキスプレスの調査によると、企業間決済においてカード支払いを望む企業が約6割を占めており、これは業務効率を高める一因となっています。仕入れ先への支払いが多い企業では、資金繰りの観点からもカードによる支払いのニーズが高まっています。新機能を利用することで、売り手企業はカード払いを希望する顧客と容易に取引ができるようになり、結果として売上の向上につながります。
さらに、請求書を受け取った企業は、銀行振込の手数料や手続きを気にすることなく、手持ちのクレジットカードで直接決済することが可能です。支払った金額に応じてポイントも還元されるため、顧客にとってもメリットが大きいのです。また、実質的な支払いをカードの引き落とし日まで先延ばしできるため、資金繰りの改善につながるという利点もあります。
今後、マネーフォワードはSaaSとFintechを融合させる戦略を続け、より多くのサービスや機能の展開を進めていく方針です。特に、バックオフィス業務と金融面をシームレスに接続する取り組みを強化し、企業の生産性向上を目指しています。
加えて、『マネーフォワード クラウド』との連携を進め、請求業務から決済までを効率的に管理できる全方位的なサービスを提供することで、企業が本業に集中できる環境を整えていくことを予告しています。
具体的にどのようにサービスが進化していくのか、業界内外からの注目が集まることでしょう。詳細な情報やデモについては、公式ウェブサイトで確認できます。
興味がある方はぜひ、公式ページを訪れてみてください。私たちのビジネス環境がどのように変わっていくのか、今後の展開から目が離せません。