日本初の廃棄野菜を美味しく活用した濃厚カレーの誕生
最近、フードロス問題が注目されていますが、その根本的な解決には廃棄野菜の活用が欠かせません。日本の食品ロスは年間643万トンに上り、なかでも廃棄される野菜は約200万トンとされています。葉物野菜は扱いが難しく、わずかな汚れや傷で廃棄されてしまうことが多いのです。そんな中、株式会社アグレスが開発した『野辺山ほうれん草カレーペースト』が、新たなフードロス対策の一歩として注目です。
開発の背景
アグレスがかかえる廃棄野菜の問題は、特に葉物野菜に見られます。厳格な規格により、わずかな傷や汚れでほうれん草が廃棄され、そのほとんどが食用可能です。現在、同社は1日に2トンのほうれん草を出荷し、約70%が食べられる廃棄野菜にあたります。そして、年間126トンもの可食廃棄野菜が生じています。そこで、今回のカレーペーストの開発が始まりました。
蓄積されたこだわり
『野辺山ほうれん草カレーペースト』の特筆すべきは、廃棄される部分の使用を最大限に活かしている点です。それでは、具体的な特徴を見ていきましょう。
1.
使用するほうれん草の量
このカレーペーストは、250mlの瓶に200gものほうれん草を使用しています。これは通常の加工食品では考えられない贅沢な量です。
2.
水を一切加えない製法
調理には野菜の自然な水分だけを使用しているため、素材の風味がしっかりと活かされています。
3.
シンプルな材料
原材料はほうれん草、ソテードオニオン、そして調味料・香辛料のみ。添加物を極力排除し、自然な味わいを大切にしています。
商品概要
- - 商品名: 野辺山ほうれん草カレーペースト
- - 内容量: 250ml
- - 価格: 880円
- - 原材料: ほうれん草、ソテードオニオン、調味料・香辛料
クラウドファンディングにて先行販売
本日より、クラウドファンディングサイトにて『野辺山ほうれん草カレーペースト』の先行販売が開始されました。集まった資金は、廃棄野菜を利用した新商品の開発に注ぎ込まれます。また、応援者とのオンラインイベントも計画されており、持続的な食材の活用を促すムーブメントへと成長させる狙いです。
クラウドファンディングサイトURL:
Makuake
未来へのビジョン
アグレスの山浦昌浩さんは、このプロジェクトの意義を強く感じています。フードロスに対する問題意識を多くの人に知ってもらうためには、美味しさと手頃な価格が不可欠だと言います。『野辺山ほうれん草カレーペースト』はその両方を兼ね備え、購買者が楽しみながらフードロス問題に参加できる商品です。
会社の歴史
株式会社アグレスは、もともと白菜・レタスを扱っていましたが、現在は日本トップクラスのほうれん草生産を誇ります。フロンティアスピリッツを背景に、一貫して新しいことに挑戦し続けています。今回のカレーペーストの開発も、未来を創り出す一環として進行中です。
もっと知りたい
日本の廃棄野菜活用の未来を託けた『野辺山ほうれん草カレーペースト』。無駄を減らし、美味しさを享受できる新しい形のカレーをぜひお試しください。