日本がAI国際連携を強化!GPAI東京専門家支援センター設立
日本がAI国際連携を強化!GPAI東京専門家支援センター設立
総務省は、2023年7月1日に、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)内に「GPAI東京専門家支援センター(Tokyo Expert Support Center)」を設立しました。GPAIは、AIに関する国際的なパートナーシップで、日本は2020年6月から参画しています。
このセンター設立の背景には、2023年10月に開催されたG7広島サミットでの合意があります。広島サミットでは、高度なAIシステムの開発に関する国際指針と行動規範が発表され、G7首脳は関係閣僚に対し、GPAIとの協力強化を求めました。また、生成AIに関するプロジェクトの推進も重要視されています。
GPAI東京専門家支援センターは、アジア初のセンターとして、パリやモントリオールにある既存のセンターと連携し、GPAIの枠組みの下、広島AIプロセスの推進を支援します。具体的には、生成AIに関するプロジェクトの運営や管理、GPAI専門家による調査研究の支援などを担います。
センター長には、東北大学名誉教授の原山優子氏が就任しました。原山氏は、AI分野の専門家で、国際的な研究活動にも積極的に携わっています。
日本のAI研究開発は世界トップレベルですが、国際的な連携を強化することで、より大きな成果が期待されます。GPAI東京専門家支援センターは、日本がAI分野における世界をリードする存在となるための重要な拠点となるでしょう。