小売店の発注業務
2023-11-14 11:00:03
小売店における物品発注業務のデジタル化とその悩みとは
小売店における物品発注業務の実態
最近行われた調査により、小売店での物品(間接資材)発注業務の現状が明らかになりました。研究機関IDEATECHが提供するリサーチPRツールを利用し、306名の担当者が対象となったこの調査では、発注に使われるツールや業務の効率化についての感想が収集されました。
物品発注のツールの利用状況
調査の結果、物品発注において最も利用されているツールは「PC(デジタル)」であり、その利用割合は47.1%に達しました。しかし、約6割の店舗が「電話」や「FAX」といったデジタル以外の手段で発注を行っていることも判明しました。この結果から、発注業務に依然としてアナログな部分が多く存在していることが浮き彫りになりました。
一方で、デジタルツールを活用している人々の中でも、約半数がアナログな手法での発注に対して悩みを抱えているとのこと。具体的な悩みとして「発注先ごとに異なる書類の管理に時間がかかる」や「発注の際にミスが起こりやすい」といった意見が挙げられています。
業務の効率化のニーズ
調査の中では、発注業務が効率化された場合にどの業務に注力したいかという質問もありました。なんと51.3%が「売れる売り場づくり」と回答。これに続き、質の高い顧客対応(28.4%)や従業員への教育(23.2%)が続きました。このことから、発注業務の効率化が企業の売上や顧客対応の向上につながるとの期待が見て取れます。
オフィス用品通販サービスに対する期待
さらに、約60%にあたる人々は物品発注業務を効率化するために、オフィス用品通販サービスを利用したいと考えていることがわかりました。このようなサービスを使用することで、発注選定の手間を軽減し、業務をよりスマートに進めることが期待されています。
加えて、オフィス用品通販サービスに求める機能としては「商品ラインナップが豊富で発注先を統一できる」ことが最も高く評価されており、次いで「在庫と最短お届け日がリアルタイムで確認可能」と「よく注文する商品を登録しておける機能」が上位に入っています。
デジタル化の中での課題
しかしながら、デジタル化が進む一方で、発注先が複数に分かれていたり、システムが複雑でわかりにくいといった課題も浮かび上がりました。特にデジタルに移行している店舗でも、業務負担やミスのリスクが依然として存在しています。これに対処するためには、発注先を統一することが鍵となるでしょう。
まとめ
今回の調査を通じて、小売店の物品発注業務は依然としてアナログの影響が大きいことが明らかになりました。また、業務効率化の必要性も高まり、オフィス用品通販サービスの導入が期待されています。デジタルとアナログが交錯する中で、店舗は今後どのように業務を再構築し、売れる売り場づくりへと転じていくのでしょうか。スマートオフィスでの物品手配が、店舗運営に新たな価値をもたらすことが期待されます。
会社情報
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プラス株式会社
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- 東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス12階
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