『クラリモンド』2.0 再演
2024-06-27 21:19:28

狂言師・石田幸雄が贈る芥川龍之介『クラリモンド』2.0 再演決定!新演出でさらに深まる物語

狂言師・石田幸雄が芥川龍之介の名作を再び語る!『クラリモンド』2.0 再演決定



昨年、3回公演が行われ好評を博した狂言師・石田幸雄による一人芝居『クラリモンド』。京都での再演を経て、さらに磨きがかかった『クラリモンド』2.0が、今年も東京で3日間上演されます。

「ことさら表情を作るわけでもなく、音楽が加わるわけでもない。素の語りと舞台をゆっくり歩き回るだけだが、その声に客席一同舞台に釘付けになり、固唾を呑んで展開を見守った。」(能楽タイムズ)

650年続く伝統芸能である狂言は、通常、2人から3人の登場人物で人々の機微を描きます。しかし、石田幸雄の『クラリモンド』は、狂言の技術と経験を駆使し、朗読劇の枠を超えた独自の語り手法で、芥川龍之介の名文を鮮やかに舞台に蘇らせます。

吸血鬼の美女と若き聖職者の切ない愛を描く



『クラリモンド』は、フランス文学の巨匠テオフィル・ゴーチェによる恋愛奇譚です。絶世の吸血美女クラリモンドに恋をした若き聖職者は、夢と現実を行き来する二重生活の苦悩と贖罪にさいなまれます。芥川龍之介は、この作品を小泉八雲の英訳から読み、その葛藤を重厚かつ華麗な文体で描き上げました。

狂言界の重鎮・石田幸雄が魅せる独自の世界



石田幸雄は、人間国宝・野村万作率いる「万作の会」の第一人者です。野村万作に師事し、重要無形文化財総合指定者として、数々の優れた舞台を演じてきました。大胆かつ緻密な演技で知られる石田幸雄は、狂言界の重鎮でありながら、新しい試みに挑戦し続ける意欲的な面も持ち合わせています。「法螺侍」「まちがいの狂言」「敦atsushi-山月記・名人伝-」「国盗人」など、多くの作品で活躍しています。

『クラリモンド』2.0では、石田幸雄の卓越した語りによって、芥川龍之介の言葉が新たな命を吹き込まれます。吸血鬼の美女クラリモンドと若き聖職者の切ない愛、そして、夢と現実の狭間で揺れる人間の心の葛藤が、あなたの心を揺さぶるでしょう。

ぜひ劇場で体感してください



『クラリモンド』2.0は、2024年8月22日から25日まで、南青山・銕仙会能楽研修所にて上演されます。チケットは¥5,500より。詳細はリンクをご確認ください。

この機会に、狂言師・石田幸雄が贈る、芥川龍之介の名作『クラリモンド』の世界を、ぜひ劇場で体感してください。


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