株式会社ミソラコネクト、ソラコムとの協業で新たなIoT通信の時代を切り開く

ミソラコネクトの誕生とその重要性

2025年8月1日、株式会社ミソラコネクトが事業を開始しました。この新会社は、丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社と株式会社ソラコムとの合弁により設立され、特にIoT（モノのインターネット）分野における戦略的な協業を目的としています。両社が手を組むことで、従来のMVNO（Mobile Virtual Network Operator）事業を越えた新たな通信サービスを展開することが期待されています。

新たなモビリティの提供

ミソラコネクトは、丸紅ネットワークソリューションズからMVNO事業を引き継ぎます。MVNOとは、他の通信事業者のインフラを借りて、自社ブランドで通信サービスを提供する事業者を指します。ミソラコネクトは、NTTドコモのネットワークを活用する唯一のフルMVNO事業者の一つとして、高品質なモバイル通信サービスを提供します。この新会社では、ソラコムが持つクラウド技術やソフトウェアを活用し、IoT通信を中心とした様々なモバイルサービスの向上を目指しています。

市場における役割

丸紅I-DIGIOグループは、ミソラコネクトを通じて、さまざまな産業分野のニーズに応え、独自のソリューションを提供することを目指しています。特に、企業向けの大容量通信やIoT向けの低容量通信といった、多様な無線通信サービスを展開し、顧客の用途開拓に注力します。また、グループの総合力を生かし、通信サービスだけでなくアプリケーション開発やクラウド構築も一貫して手がけることで、さらなる付加価値の創出を目指します。

連携のメリット

株式会社ソラコムは、世界中で広がるIoT通信のリーディングカンパニーです。そのプラットフォームは、180以上の国と地域のIoT通信を支え、様々な業種の顧客に向けたアプリケーションやデバイスも提供しています。このような強力なパートナーシップにより、ミソラコネクトは市場の変化に柔軟に応じ、競争力を持つサービスを投入できることでしょう。

会社概要と今後の展望

ミソラコネクトの本社は東京都文京区に位置し、同社は主に企業やプリペイドユース向けの通信サービスを展開します。出資比率は、ソラコムが51%、丸紅I-DIGIO HDが49%で構成されています。今後、ミソラコネクトは新たな通信サービスの提供を通じて、幅広い産業のニーズに応え、持続可能な発展を図ることを目指すとのことです。