三陽商会がリユース品販売の新拠点「湘南平塚店」をオープンし循環型消費を推進

三陽商会の新たな取り組み - リユース品販売の拠点「湘南平塚店」オープン

三陽商会は、2025年4月23日より新たなリユース品販売の拠点「サンヨー・アウトレットストア湘南平塚店」を開店しました。この新たな店舗は、神奈川県平塚市に位置する大型商業施設「ジアウトレット湘南平塚」の中に位置しており、リユース品販売の3号店となります。これにより、より多くのお客様にリユース事業の魅力を知っていただけることを期待しています。

これまでにリユース品の販売は、1号店と2号店がそれぞれ「サンヨーG&Bアウトレット落合店」と「潮見店」にて行われていましたが、湘南平塚店はアウトレットモール内での展開となります。この立地の利点を最大限に活かし、新規の顧客層の開拓を目指すと同時に、循環型消費行動の推進に貢献していく所存です。

リユース品の販売とその背景

三陽商会は、2023年3月に特定した4つのマテリアリティの1つとして「サーキュラーエコノミーへの取り組み」を掲げています。この取り組みは、資源を効率的に活用し、持続可能な社会の実現に向けた行動を示すものです。同社は、回収した衣料品や雑貨を精査し、「三陽商会認定リユース品」として販売する活動を展開しています。これにより、衣料の回収と再利用を推進し、廃棄物の削減を目指しています。

2024年3月から始まった「SANYO RE: PROJECT」では、回収した衣料をできるだけ長く使用してもらうことを重視し、再販売やリユースにつなげる取り組みをしています。これにより、顧客にとっても手ごろな価格で良質な商品を手に入れるチャンスを提供しています。

リユース品の販売状況とお客様の声

湘南平塚店では、リユース品として認定された商品が特別価格で販売されています。価格は、トップスが2,200円から、アウターが13,200円までと幅広く、ブランドの品質が保たれた商品が揃います。お客様からは、「きれいで古着に見えない」、「1点ものが多く楽しい」といった声が寄せられており、新規客の来店も増加しています。このようなポジティブな反響は、低コストでの運営を実現するための持続可能な仕組みの構築にも貢献しています。

さらに、同店ではリユース品に特別な下げ札を付けて販売しており、品質が保証された商品の信頼性を高めています。他の店舗では得られないユニークな商品が見つかる楽しみも、訪れる価値の一つです。

今後の展望と目標

三陽商会は、3年目以降の事業拡大を見据え、年間10万点の衣料回収を目指す計画をしています。リユース品の認知度を高めることで、循環型消費行動の促進に努め、ファッションを通じた生活文化の向上に貢献する姿勢を貫いていくとしています。

「ファッションを通じ、美しく豊かな生活文化を創造し、社会の発展に貢献する」という企業理念のもと、三陽商会は顧客に愛される商品作りと共に、環境にも配慮した持続可能なビジネスを推進していく意向です。

この新しい取り組み、リユース品販売の拠点「サンヨー・アウトレットストア湘南平塚店」にぜひ足を運んでみてください。新品とはまた違った魅力を持つ商品が、あなたの訪問を待っています。