新型流量計UC-1
2025-01-30 11:04:13

セイコーインスツルが発表した新型流量計UC-1の全貌とは

セイコーインスツル株式会社、流量計UC-1を発表



セイコーインスツル株式会社(以下、SII)は、新たに液体用の超音波流量計「UC-1」の取り扱いを発表しました。この新しい流量計は、工事や配線工事が不要で、短期間での設置が可能であることから、多くの産業現場における省エネルギーや脱炭素化の取り組みに貢献することが期待されています。

UC-1の主な特長



「UC-1」は、配管に取り付けるだけで流量を計測できるクランプオン形の超音波流量計です。これにより、多くの工場やプラントが直面している運用コストを大幅に削減できる特長を持っています。以下に、その主な特長を詳しく説明します。

1. 工事不要で簡単設置



従来は流量計の取り付けに工事が必要でしたが、このUC-1は配管の外側に簡単に取り付けることができます。これにより、設備の運転を停止せずに流量を計測できるため、生産ラインが止まることなくスムーズに導入できます。

さらに、UC-1は1機種で25Aから100Aまでの8つの口径に対応しているため、様々な用途に対応できるのが特徴です。これまで流量計を扱っていた現場では、複数の機種を揃える必要があったが、UC-1一台で多くの用途に対応可能です。

2. 長寿命の内蔵電池で給電不要



UC-1は、内蔵電池により約10年間の長期間稼働が可能で、外部からの電源供給が不要です。そのため、電源装置の設置を心配することなく、早急に測定を開始することができます。この特長は、特に電源設備が整っていない場所や、高コストの電気工事を避けたい現場に最適です。

3. 簡単な取り付け



流量計の取り付けには専用の手締め樹脂バンドを使用します。これにより、ドライバーや特別な工具が一切不要です。さらに、樹脂バンドは手に優しい素材でできているため、取り扱いも安心です。一般的な金属バンドを使うこともできるので、現場のニーズに合わせて柔軟に対応可能です。

4. 無線出力で配線工事不要



UC-1は、920MHz帯の無線センサネットワーク「ミスター省エネ」に対応しています。この無線出力タイプでは、データをワイヤレスで送信できるため、配線工事を省くことが可能です。このため、最小限のコストで流量データを簡単に収集できます。さらに、関連機器を用いることで、現場から離れた場所でもデータを確認することができます。

エネルギーの「見える化」を促進



近年、カーボンニュートラルの達成に向け、多くの産業で省エネルギーやエネルギーの効率化が求められています。この流れの中で、UC-1はエネルギーの「見える化」を実現し、資源の効率的な使用を支援します。特に工場やプラントの運営において、流量計測は重要なステップとなります。

製造現場の環境情報を統合的に管理することにより、効果的なエネルギー管理が可能となり、持続可能な社会への貢献が期待されます。

最後に



UC-1は、従来の流量計設置に伴う多くの課題を解決する画期的な製品です。この新しい流量計は、これからの製造業の現場での導入が進むと考えられ、環境への配慮やエネルギー消費の削減に大きな影響を与えることが期待されています。


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