タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ レーシンググリーン
2024年9月19日、スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーは新モデル「モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」を発表しました。この時計は、モーターレーシングの強いルーツを持つモナココレクションの新たな章として、特に英国のナショナルカラーを称えています。
モーターレーシングとの深い結びつき
タグ・ホイヤーは、時計業界の中でも特にモーターレーシングと深い関係を築いてきました。1969年に初めて発表されたモナコは、当時画期的なキャリバー11ムーブメントを搭載し、今までにない角型の防水ケースを持つクロノグラフとして登場しました。この名称は、モナコ公国の著名なF1レースと結びついており、ブランドのアイデンティティに深く根付いています。
スティーブ・マックイーンとの関係も有名です。彼は1970年の映画『栄光のル・マン』でこのモデルを着用し、本物のレーシングドライバーとしての雰囲気を盛り上げました。こうしてモナコは、単なる時計以上の存在意義を持つようになったのです。
新モデルの特徴
最新作「モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」は、レーシングブルーに引き続き、モーターレーシングの伝統をさらに讃えるモデルです。デザインは英国の伝統的な「レーシンググリーン」にインスパイアされており、このカラーは1902年のゴードン・ベネット・カップでも使用されていました。
時計の顔となるダイヤルは、シルバーのサンレイ加工仕上げが施され、1920年代から30年代のスポーツカーのエンジンターン加工を思わせるデザインです。視認性を高めるアプライドインデックスや、12時位置に配されたファセットカットのバトン型マーカーが印象的で、色鮮やかなストライプとともに、従来のレーシングスタイルが映し出されています。
サブダイヤルはエレガントなグリーンで、伝統的なイメージを持ちつつも現代的な洗練さを感じさせます。また、ダイヤルにはポリッシュ仕上げのシルバーのアワーインデックスも光っています。
機能とデザインの融合
このモデルのキャリバー11は、自動巻きで、高い精度を誇ります。更に、グレード2チタン製のケースは堅牢で軽量、サファイアケースバックからは内側のムーブメントが見える設計です。ストラップもパンチング加工を施したグリーンのカーフで、クラシックな英国紳士を思わせるデザインが魅力です。
特別な製品
このモデルは「One of 1000」と刻印されたリミテッドエディションとして販売され、特別にデザインされたボックスも付属しています。中でも、ブラックに鮮やかなイエローのアクセントが施された専用ボックスは、所有する喜びを一層引き立てます。
まとめ
「モナコ クロノグラフ レーシンググリーン」は、モーターレーシングの歴史と兄弟のように結びついており、完璧を求めるジェントルマンドライバーにふさわしい時計です。この時計を通じて、タグ・ホイヤーはさらに新たな物語を描き続けています。
詳細はこちら
- - 型番: CAW218E.FC6565
- - 価格: 130万3,500円(税込)
- - 発売日: 2024年9月
- - ケース径: 39 mm
- - 防水: 100m
期待を背負い、スピリットを感じさせるこの新作は、モーターレーシングの真髄を今に伝えています。