浜松市で新規事業交流イベントが成功裏に開催
2025年9月3日、静岡県浜松市において、新しいビジネスをテーマにした企業交流イベントが行われました。このイベントは、静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)によって主催され、約30社が参加を果たしました。イベントは、浜松市に本社を置くローランド ディー.ジー.株式会社で行なわれ、参加者は新たなビジネスの可能性について意見交換を行いました。
1部: ベテランが語るAIの未来
交流イベントは2部構成で実施され、まず第1部ではSVSAの理事長である篠原豊氏が「AIが変える、AIで変える、新規事業」というテーマで基調講演を行いました。AIの進歩によって、ビジネスの展開や作業スタイルがどのように変化しているのかを、豊富な具体例を交えながら紹介しました。参加者の中からは、AIを駆使した新規事業の構築に役立つ具体的なアドバイスを得ることができたとの声が多数寄せられ、非常に好評でした。
2部: 実践的な情報が満載
続く第2部では、パネルディスカッションが行われ、「グローバル新規事業・M&A・PMI」に焦点を当てました。登壇者には、ローランド ディー.ジー.株式会社の田中啓次氏と、DGSHAPE株式会社の峰野洋介氏が名を連ね、そして篠原氏がファシリテーターを務めました。パネルでは、ドイツにおける歯科業界向けの新規事業立ち上げや、リトアニアのスタートアップ企業のM&A、さらにはその後の経営統合(PMI)についての実際の経験がシェアされました。これにより、異文化に対する適応力や、社内外の関係者を巻き込む手法について、グローバル企業特有の実践的な知見が参加者に伝わりました。
静岡ベンチャースタートアップ協会とは
静岡ベンチャースタートアップ協会(SVSA)は、地域経済の活性化を目指し、静岡県内のスタートアップ企業とベンチャー企業への支援を行う団体です。プログラムの実施や資金調達の手助け、事業開発のサポート、さらにはネットワーキングイベントの開催などを進めています。また、県内外の投資家や支援機関とも連携し、地域全体での成長を目指しています。
さらに、新たに開設された「Shizuoka Startups Community」というオンラインコミュニティでは、スタートアップや関係機関がリアルタイムで情報を共有できる環境が整備されています。これにより、県内の企業や支援機関との連携がよりスムーズに行えることが期待されています。地域の取り組みや成功事例を共有することで、静岡県全体が互いに支え合いながら発展していくことを目指します。
最後に
このような交流イベントは、地域の企業が新しいビジネスチャンスを掴む貴重な機会となっています。AIやグローバルビジネスの最新動向を学ぶことで、浜松市内での企業の成長がさらに加速することでしょう。今後もこのようなイベントが定期的に開催され、地域のビジネス環境が活発化することを期待しています。