波佐見陶器まつりで新たな寄附体験を提供する「ゲンチ」

新サービス「ゲンチ」で新たな寄附体験を

長崎県波佐見町で、地域密着型のふるさと納税支援を行う株式会社スチームシップが、新しい現地決済型ふるさと納税サービス「ゲンチ」を開発しました。4月29日から5月5日にかけて開催された波佐見陶器まつりにて、同サービスのテストリリースが行われ、多くの来場者がこの新しい寄附体験を実感しました。

「ゲンチ」は、スマートフォンを活用した新しい寄附の形を提供します。来場者は、店舗に設置された二次元バーコードをスマホでスキャンすることで、その場でふるさと納税が可能となり、すぐに返礼品を受け取ることができます。この仕組みにより、寄附者は従来の郵送方式に比べて、迅速かつスムーズに地域の特産品を楽しむことができるのです。

テストリリースの結果

テストリリースの結果は、寄附件数が170件、寄附合計が226万円に達しました。これらは全てトラブルなくスムーズに行われ、多くの方々が波佐見陶器まつりでの買い物を楽しむ姿が見受けられました。

「ゲンチ」の開発にあたって、スチームシップは「地域が積極的に選ばれる社会をつくる」というビジョンを掲げています。同社は年間約400名のクルーが地域の魅力を発信し、ふるさと納税制度を通じて地域ブランドの向上に取り組んでいるのです。

新しいふるさと納税の形

ふるさと納税は寄附者が寄附先を選べる制度です。従来の方法では、寄附金が納税者の自宅に返礼品として郵送されるのが一般的でした。しかし「ゲンチ」は、寄附者と地域を直接つなぐ新たな方法として、観光地でのサプライズ寄附を実現します。

来場者は偶然出会った店舗で、自分の選んだ品々に対して寄附ができ、地域の活性化に貢献することができます。このサービスは、地域の人々との交流を可能にし、地域の魅力を深く理解する体験を提供します。