ノンピが運営する新しいお米提供の形
物価高騰が続く昨今、株式会社ノンピは新たな取り組みとして、11月10日から東京発の「循環米」を社員食堂で提供することを発表しました。この「循環米」は、食品残渣を有効活用することで生まれ、昨年比で10倍の収穫量を誇るのが特徴です。
高騰する米価の背景
日本の米価は、最近の物価高騰の影響を受けて上昇し続けています。農林水産省の発表によると、10月13日の全国平均価格は5kgあたり4,251円に達し、5月に記録した過去最高値に迫る勢いです。そのため、より多くの人々にお米を届けるためには新たな取り組みが必要とされました。
循環型農業とは?
今回導入される循環米は、埼玉県寄居町と連携して展開される「循環米プロジェクト」の成果物です。このプロジェクトでは、食品残渣や野菜くず、コーヒーかすなどを利用した液肥や堆肥を使ってお米を育てています。今年の収穫量は約1,200kgに達し、2024年には社員自らが収穫体験を行う予定です。
循環米の流れ
1.
食品残渣の回収: 社員食堂から出る余剰食品やコーヒーかすを堆肥化します。
2.
育成: その堆肥を使用して、自社農園「ノンピファーム」で米や野菜を育てます。
3.
提供: 収穫した作物は再び社員食堂やカフェで提供されるのです。
社員食堂での提供開始
循環米は、ノンピが運営する都内の社員食堂3拠点で提供される予定で、利用期間は約6ヶ月とされています。従業員たちは、このプロジェクトを通じて、持続可能な食の重要性を実感するでしょう。
新米プレゼントキャンペーン実施
さらに、ノンピは「2025年新米プレゼントキャンペーン」を同時開催します。このキャンペーンでは、社員食堂を利用することで抽選に参加することができ、循環米をゲットできるチャンスがあります。利用促進とともに、循環型農業の魅力を感じてもらうのが目的です。
参加方法
- - 期間: 11月19日から12月19日まで(各拠点の実施日が異なる)
- - 対象者: 循環米を提供する社員食堂を利用する社員全員
- - ポイント制度: ランチ1食で1ポイント、5ポイント貯まると応募可能です。
社員食堂の新たな形
ノンピが企画・運営する社食「nonpi Chef’s LUNCH」は、現地調理を行わず、工事不要の形で導入されます。これにより初期費用を大幅に削減し、高品質な料理をリーズナブルに提供することができます。また、社員との対話を重視したメニュー展開が特徴です。
ノンピの取り組みは、単なる食の提供を超えて、持続可能な農業と地域社会との結びつきを生み出しています。今後の動向にも注目です。