伊藤潤二が殿堂入り
2025-07-26 10:18:57

伊藤潤二、アイズナー賞で殿堂入りを果たした漫画界の重鎮

伊藤潤二、アイズナー賞殿堂入りの快挙



2025年7月26日、日本時間で行われた「第37回ウィル・アイズナー コミック・インダストリー・アワード」で、著名な漫画家である伊藤潤二さんが見事に殿堂入りを果たしました。この栄誉は、彼の優れた作品がこれまでに4度のアイズナー賞受賞に繋がった結果、多くの漫画界の著名人たちが名を連ねる殿堂に仲間入りした証です。

伊藤潤二さんの受賞歴



伊藤さんのアイズナー賞受賞歴は多岐にわたります。2019年には、英語版『伊藤潤二傑作集10フランケンシュタイン』が「最優秀コミカライズ(漫画化)作品賞」を獲得。2021年には、『地獄星レミナ』が「最優秀アジア作品賞」を受賞し、同年には『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer/Artist部門」にも選ばれました。さらに2022年には、『伊藤潤二傑作集4死びとの恋わずらい』が「最優秀アジア作品賞」に輝きました。このように、彼の作品は国際的な評価を高め続けており、ついに殿堂入りに至ったのです。

殿堂入りの意義



アイズナー賞殿堂入りにはこれまでに、手塚治虫さん、宮崎駿さん、萩尾望都さん、中沢啓治さんといった、名だたる漫画家たちが名を連ねています。これらの名前と並ぶことは、伊藤潤二さんにとって非常に大きな意味を持つことでしょう。

受賞が発表された際、伊藤さんは自身のSNSでコメントを寄せました。彼は、殿堂入りについて「過去に4度、部門受賞の栄誉を賜り、さらに今回、偉大な先生方が受賞された殿堂に仲間入りをさせていただくことは、誠に身に余る事で、いまだ信じられぬ思い」と述べ、自身の作品を通じての努力が報われたと喜びを語りました。そして、「この栄誉にあぐらをかくことなく、これからも作品作りに励みたい」と意気込みを示しました。

伊藤潤二さんの経歴



伊藤潤二さんは1963年7月31日に岐阜県中津川市で生まれました。高校卒業後は歯科技工士として働いていましたが、1986年に朝日ソノラマの少女向けホラー雑誌『月刊ハロウィン』で創設された新人漫画賞「楳図賞」に応募したことから、漫画家としての道を歩むことになります。その後3年間は、歯科技工士として働きながら漫画活動を続け、1989年には専業漫画家となりました。彼の代表作には、『富江』シリーズや『双一』シリーズ、『道のない街』、そして『首吊り気球』などがあります。

これからの展望



伊藤潤二さんは今回の殿堂入りを契機に、さらなる創作活動に励むと同時に、これまで支えてくれた読者や出版社に対する感謝の気持ちを強く表明しています。このように、彼の情熱は次世代の漫画家たちにも引き継がれていくことでしょう。彼の作品がどのように進化していくのか、今後の動向にも注目です。


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