太陽の郷プロジェクト
2024-03-07 11:50:01

高齢者の自立を支える「太陽の郷プロジェクト」が始動

高齢者の自立を支える「太陽の郷プロジェクト」が始動



「太陽の郷プロジェクト」では、高齢者の自立した生活をサポートするための新たな取り組みが始まりました。入居者の平均年齢が85歳で比較的自立した生活を送る老人ホーム「太陽の郷」では、入居者がいかに現在の自立レベルを維持できるかを重要なミッションとしています。

「太陽の郷プロジェクト」の基礎となる「100トレ体操」は、個々のニーズに応じた運動を提供することを目的としており、人生100年時代の健康維持に欠かせないエクササイズです。この体操は、「自分の脚で歩く」「自分の力で食べる」「排泄をコントロールする」という3つの基本要素を維持するために開発され、2020年から専門家たちが集結して実施しています。

この取り組みには、フィジカルトレーナーとして著名な中野ジェームズ修一氏、九州大学の井手友美氏、そして運動科学者の岡橋優子氏という3名の専門家が関与しています。彼らの指導のもと、入居者は週に4回のグループレッスンを受け、自立した生活を送るための運動に取り組んでいます。

また、「太陽の郷プロジェクト」は、運動に対する理解を深めるための健康教室も定期的に開催しています。これは、運動を始めたいがどうするべきかわからない方や、ライフスタイルの改善に興味がある方にとって、運動を始める良いきっかけとなっています。この健康教室を通じて運動を楽しみ、自分のニーズに合ったパーソナルトレーニングへと進む方も多く見られます。

高齢者一人ひとりの身体的な状態やトラブルは異なりますので、個別対応が求められます。パーソナルトレーニングでは、骨粗鬆症や転倒予防、生活習慣病の改善に向けた適切なプログラムが必要です。特に「100トレ体操」に加え、個々の状態に応じたエクササイズが多くのケースで求められています。

「太陽の郷」では、健康維持に効果的なトレーニングマシンENCOMPASSを導入しました。このマシンは、固有感覚の向上や骨盤底筋の強化、骨粗鬆症予防のエクササイズに役立つため、安全に効果的にトレーニングを行うことができます。また、ENCOMPASSのエンターテインメント性により、運動を続けるモチベーションも高まります。

例えば、94歳の入居者は、4か月間のトレーニングを通じてマシンを使えるまでに成長しています。トレーナーのサポートを受けながら、各々の能力に合ったプログラムで進められるため、高齢者の運動にも大いに効果を発揮しています。

今後、高齢化が進む日本社会では、「高齢者が自立した生活をどのように維持するか」が重要なテーマとなります。これに対し、「太陽の郷プロジェクト」は医療費や介護費の削減、さらには社会的な観点からも意義深い取り組みとして、フィットネス業界や医療界から注目を集めています。現在始まったばかりのこの取り組みが、高齢者の健康維持とライフスタイル改善に新たな道を開くことが期待されています。

施設「太陽の郷」とその特徴



「太陽の郷」は、明治32年に創設された住宅型有料老人ホームです。敷地は3万700㎡と広く、本館2棟、集会室、博修館、プール棟といった多様な施設が完備されています。居室にはミニキッチンや浴室、トイレなどの必要な設備が整っており、広々とした快適な空間を提供しています。

ENCOMPASSについて



ENCOMPASSは、アメリカのトータルジム社が開発した革新的な自重トレーニングマシンです。1台で200種類以上のエクササイズが可能で、全身の筋肉を効果的に鍛えることができます。このマシンは体幹を意識しながら多くの筋肉群を連動させたエクササイズに対応しているため、競技向けや日常生活動作の向上にも役立ちます。

まとめ


「太陽の郷プロジェクト」は、高齢者が自立した生活を送るための重要なステップです。専門家の指導のもと、楽しく効果的に運動を継続し、健康なライフスタイルを維持できるよう取り組んでいきます。

会社情報

会社名
株式会社スポーツモチベーション
住所
東京都豊島区千早1-12-17シティハウス千早町501
電話番号
03-5225-1626

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