AI時代のセキュリティ対策を強化:ブロードバンドセキュリティが新たな支援サービスを開始
近年、AI技術の進化は私たちの生活やビジネスに大きな変革をもたらしていますが、同時に新たなサイバーセキュリティの脅威も発生しています。高度化するAIを利用した攻撃や、ディープフェイクによる詐欺、偽情報の拡散など、従来のセキュリティ対策では対応できない新たな課題が浮上しています。
こうした状況を受け、情報セキュリティコンサルティングなどを専門とする株式会社ブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)は、AI時代に対応したサイバーセキュリティ対策支援サービスの提供を開始しました。
BBSecは、2024年4月に経済産業省と総務省が発表した「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」に基づき、AIサービス提供者と利用者の両方を対象とした、以下のような支援サービスを提供します。
AIサービス提供者向け
セキュリティガイドライン整備支援: AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件を明確にしたガイドライン(実践規範)のひな形を提供し、お客様の事業に合わせた整備を支援します。ひな形には、リスク分析と対策、適正利用のための情報提供、AIシステム・サービスの構成やデータに含まれるバイアスへの配慮、プライバシー保護の要件、セキュリティ・脆弱性対策などが含まれます。
セキュリティアセスメントサービス: AIサービス提供者に求められるセキュリティ要件に対する対策状況を包括的に評価し、今後の強化に向けた対策ロードマップ案を策定します。アセスメント項目には、規程の整備、AIサービスへのアクセス制御と認証、定期的なセキュリティ監査と脆弱性評価、AIモデルの透明性と説明可能性、データ保護とプライバシーの公開などが含まれます。
AIサービス利用者向け
セキュリティガイドライン整備支援: AIサービス利用者に求められるセキュリティ要件を明確にしたガイドライン(実践規範)のひな形を提供し、お客様の事業に合わせた整備を支援します。ひな形には、安全に配慮した適正利用、入力データ・プロンプト・出力結果に含まれるバイアス配慮、個人情報保護、プライバシー侵害への配慮、セキュリティ脆弱性の理解などが含まれます。
情報セキュリティ教育サービス: AIサービス利用に際し知っておくべき最新のセキュリティ脅威、潜在的なリスク、適切な利用方法、セキュリティ対策について説明します。セキュリティ意識を高めることで、利用者がリスクを回避し、安心してAI技術を活用できるようサポートします。
BBSecは、2030年のプレシンギュラリティを見据え、「AI時代のセキュリティ」を重要な課題と捉え、社会全体に安心・安全なAI活用を促進するための取り組みを進めています。同社のサービスは、企業のAIリスクガバナンスを強化し、社会から信頼される安心・安全・公平なビジネスを築くために不可欠なツールと言えるでしょう。
ブロードバンドセキュリティについて
BBSecは、2000年創業のセキュリティ専門企業です。現状の可視化や診断から事故発生時の対応、24時間/365日体制での運用まで、幅広いセキュリティサービスを提供しています。高い技術力と豊富な経験、幅広い情報収集力を武器に、「サプライチェーンを狙った攻撃」「社会インフラを狙った攻撃」「AI時代のセキュリティ」といった社会課題の解決に取り組んでいます。
同社は、「便利で安全なネットワーク社会を創造する」というビジョンのもと、お客様を悪意ある攻撃者から守り、安心してデジタル社会を活用できる環境作りを目指しています。