リハビリ新時代、デジリハがNEDOのSBIRプログラムに採択
株式会社デジリハ(東京都渋谷区、代表取締役:岡勇樹)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のSBIR(Small Business Innovation Research)推進プログラムのフェーズ1に選ばれたことを発表しました。このプログラムは、スタートアップ企業による新しい技術やサービスの開発を支援し、様々な社会課題の解決を促進することを目的としています。デジリハは、リハビリテーションの質の向上と個別最適化を目指し、データ収集とダッシュボードの開発に取り組むことになります。
デジリハの取り組み
デジリハは、デジタル技術とセンサーを駆使して、リハビリをより楽しく、効果的にするための支援ツールを開発しています。全国約130の病院や施設に導入されており、その数は年々増加しています。近年、医療や福祉の分野では、科学的根拠に基づく介入が求められ、特に障害児者支援の分野ではリハビリ評価システムの導入が急務です。この課題に対処するため、デジリハは専門職の知識や経験に依存せず、誰もがリハビリを評価し分析できるダッシュボードを開発することにしています。
フェーズ1の開発概要
フェーズ1では、以下の2つの疾患を評価対象として、センサーデータの信頼性と妥当性を確認しながら指標を選定していきます。具体的には、「発達障害児における協調運動評価」と「脳性麻痺児における活動性評価」が挙げられます。デジリハは、障害児者とその保護者に対し、データベースへのユーザーアカウントを発行し、各利用事業所がデータを紐づける仕組みを作ります。これにより、国内外で標準化された指標に加え、簡易センサーで計測できる指標も取り入れ、より包括的な評価が可能となります。
標準化ダッシュボードの開発
さらに、標準化ダッシュボードの開発も進めます。このダッシュボードでは、蓄積されたデータに基づき、年代別の標準範囲を参考に視覚的に機能を表示します。ユーザーはアプリを利用することで、障害児者の支援に必要な機能や活動のデータを閲覧できるようになります。これにより、知識の有無にかかわらず、誰でも簡単にリハビリ評価が行える環境を整えます。
デジリハのビジョン
デジリハは「リハビリを、アソビに」をビジョンに掲げ、誰でも手軽に、高頻度で続けられるリハビリ環境の実現を目指しています。また、2021年からサービスを提供しており、2024年12月時点では全国に約130の導入実績を持つまでに成長しています。デジリハは、リハビリの評価に役立つデータ蓄積アプリも開発しており、これによりどこでも、誰でも、何度でも根拠に基づいたリハビリを提供できる社会の実現を目指します。
会社情報
デジリハの本社は東京都渋谷区にあり、設立は2021年です。代表取締役である岡勇樹が運営するこの企業は、社会全体に貢献するリハビリテーションのサービスを提供しています。詳しい情報は、公式サイト
デジリハ にて確認できます。