実用数学技能検定「文章題練習帳」の改訂版
公益財団法人日本数学検定協会が2025年5月29日に、新たに改訂した「実用数学技能検定文章題練習帳3~5級」を発行しました。この書籍は、数検2次試験合格を目指す学習者に向けて設計されており、特に数学の基礎をしっかりと身につけるための内容となっています。
穴埋め形式で自分の力を引き出す
新たな「文章題練習帳」では、「穴埋め形式」を採用しています。この形式は、数学の文章題が苦手な方でも取り組みやすく、本書で提供される例題を見ながら解答を埋めていくスタイルが特徴です。この方法により、自分の力で考える力を養うことができます。問題の解決に向けた思考過程を体験しながら、着実に理解を深められるのです。
豊富な問題で効果的な学習
本書には、数と式、関数、図形、データの活用に関連した多種多様な文章題が収録されています。1冊を通じて、数検2次合格に必要な基礎的な力をしっかりと育むことができるでしょう。また、問題に対し見通しを持つためのツール「スグトケール」を用いることで、解く手がかりが得られる仕組みも整っています。
繰り返し学ぶ「例題」「練習」「確認テスト」
「文章題練習帳」は、効果的な学習を支えるため、各章に「例題」「練習」「確認テスト」の3つのステップを設けています。これにより、知識の定着だけでなく、理解度の確認も可能です。特に、問題文の重要なポイントが一目でわかる配慮がなされていることで、ストレスなく学ぶことができるという声も寄せられています。
幅広い学習サポートを提供する日本数学検定協会
日本数学検定協会は、算数・数学に関する学習サポートコンテンツを充実させることを目的に、これからも様々な書籍や教材を展開していく考えです。同系列として、6~8級向けの「文章題練習帳」や準1~準2級向けの「記述式演習帳」、9~11級向けの「文章題入門帳」などがすでに展開されています。
種類豊かな数学検定
数検は、文部科学省の後援を受けて行われており、数学や算数に関する実用的な技能を評価する重要な検定です。1級から5級は「数学検定」として、6級から11級は「算数検定」として多くの受験者に支持されています。1992年の初回実施以来、累計志願者数700万人を突破し、進学や就職に必要不可欠な検定とされています。
特に海外でも実施されており、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなど12カ国以上で受験可能です。その人気は国際的にも広がりつつあり、数学スキルの重要性が高まる中、多くの学習者に支持されています。
まとめ
数学力を培うための「実用数学技能検定文章題練習帳3〜5級」は、学ぶ楽しさを提供するだけでなく、将来の自信にも繋がる一冊です。新しい形式で展開する本書を通じて、より多くの学習者が自身の力を発揮できることを期待しています。興味のある方は、ぜひお手に取ってみてください。