KANNAが新たに承認フロー機能を導入
株式会社アルダグラムによる現場DXサービス「KANNA」は、2025年3月31日から新機能である「承認フロー」を提供することを発表しました。この機能により、帳票や資料の承認作業をデジタル上で行えるため、従来の紙ベースの非効率な手法から脱却し、業務の生産性を向上させることが期待されています。
承認フロー機能開発の背景
現場業務においては、紙の資料を用いた申請・承認のプロセスが普及していました。この方法では、承認者のところまで書類を持参する必要があり、移動時間が発生するなど非常に非効率です。その結果、リアルタイムでの業務が難しく、ミスや遅延が増加し、時には資料の紛失のリスクもありました。
特に、建設業や製造業、インフラ業、小売業といったノンデスクワーク分野では、他社との連携が重要であり、自社だけでなく協力会社との承認プロセスにおいても煩雑な手続きが問題視されていました。これらの課題を反映し、「承認フロー」機能が開発されることとなりました。
新機能の特長
「KANNA」の「承認フロー」機能により、ユーザーはパソコンやスマートフォンを使用して、簡単に承認業務を行うことができます。主な特長は以下の通りです:
- - 自社と他社の関係者とのやり取り:承認申請や承認作業をスムーズに行えます。
- - リアルタイムでの進捗確認:承認ステータスを一目で確認できるため、業務の把握が容易です。
- - 申請絞り込み機能:必要な承認依頼のみを表示することが可能です。
- - 多段階承認の柔軟性:申請ごとに「全員の承認」または「誰か一人の承認」を選択でき、複数の段階を必要とするケースにも対応します。
- - コメント機能:承認者は承認や差し戻し時にコメントを付けられ、次の承認者への回覧ができます。
アプリ版での利便性
また、iOSおよびAndroidのアプリ版でも承認申請が可能で、現場からすぐに関係者へ依頼ができます。各申請の承認進捗をプッシュ通知で受け取れるため、リアルタイムな確認が可能です。
今後の展開
「KANNA」は今後、多言語対応を強化し、タイ語、スペイン語、ベトナム語版の追加も予定しています。さらに、承認期限超過のアラート機能や新たなアプリ機能のリリースも計画されています。
KANNAのこだわりと展望
この「KANNA」は、ノンデスクワーク業界に特化した現場の生産性を向上させるサービスです。その設計はシンプルで使いやすく、ITツールに不慣れな方でもスムーズに運用できる特徴があります。Appストアでは評価も高く、現在5点中4.3点を獲得しています。
株式会社アルダグラムは、2020年にプロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」を基盤としてスタートし、続いて2022年には「KANNAレポート」の提供を開始するなど、着実にサービスを拡大しています。世界中で50,000社以上の利用実績があり、タイやベトナム、スペインなど、多くの国で展開されています。
今後も「KANNA」は技術の力を駆使し、現場の業務効率化を実現し続けることでしょう。
詳しくは公式サイトを訪問し、最新情報をチェックしてください。
KANNA公式サイト