北海道浦河町での新たな教育のかたち
北海道浦河町には、馬と共生しながら学ぶオルタナティブスクール「フレンド森のがっこう」が現在注目されています。近年、学校に通えない、あるいは学校に適応できない小学生が多く存在し、その数は約8万人とも言われています。この現状を変えるために、地域の子どもたちに新しい居場所を提供したいとの思いから、「フレンド森のがっこう」が誕生しました。
オルタナティブスクールの新しい価値
このオルタナティブスクールは、「新しい価値を生み出すがっこう」として、これまでの教育にはない柔軟なアプローチを採用しています。フレンド森のがっこうでは、経済的な負担を軽減しながら、質の高い学びや体験を提供することを目指しています。月額20,000円という手頃な授業料でありながら、子どもたちは多様な経験を通じて自身の成長を促すことができます。
学校に居場所がない子どもたちがの日常に、森の中での学びは自然との調和をテーマにしたプロジェクトの一環でもあり、自然と触れ合うことで子どもたちは新しい発見や感動を得ることができます。これにより、学校への抵抗感を少しずつ和らげ、本来の自分を取り戻す手助けになることを願っています。
クラウドファンディングでの支援を募集
「フレンド森のがっこう」では、現在クラウドファンディングを実施しており、公開から1週間で目標額の30%を達成しました。9月5日現在で目標金額の75%を達成し、ネクストゴールも視野に入っています。この取り組みは、ただ教育の場を提供するだけでなく、地域の子どもたち全体を支えることを目指しています。
クラウドファンディングは9月30日まで行われており、どうか多くの方のご支援をお願いいたします。詳細はプロジェクトページをご覧ください:
クラウドファンディングリンク
音楽とアートのコンサートで多様性の拡がりを
さらに、フレンド森のがっこうの開校を記念して、アイヌ音楽家でトンコリ奏者のToyToyのコンサートや、シンガーソングライターの寺尾紗穂のコンサートも行われました。これらのイベントは、単に教育の場に留まらず、音楽やアートを通じて人々が交流し、多様性を感じる場として注目されています。
短期留学生の受け入れ
また、フレンド森のがっこうでは国内都市部や海外からの短期留学生も積極的に受け入れています。「保育園留学」や「がっこう留学」といったプログラムを通じて子どもたちは自主性や協力的なリーダーシップを学んでいます。イギリス・ロンドンから来た短期留学生のご家族も、その教育体験を高く評価しており、実際に子どもたちは自ら活動を決定し、思考力を高めています。
まとめ
「浦河フレンド森のようちえん」も同様に注目を浴びており、2022年にリニューアルした新園舎は北海道赤レンガ建築賞を受賞しています。この学校は多様性や自由、調和をテーマにしており、子どもたちが森の中で学ぶことで独自のクリエイティビティを育む場所となっています。
「フレンド森のがっこう」の取り組みは、地域の子どもたちのための新しい未来を創造するための第一歩として、多くの支援を待ち望んでいます。興味のある方や支援したい方は、ぜひ「フレンド森のがっこう」のウェブサイトを訪れてみてください。