AIセキュリティの現状
2026-07-06 13:31:06

AIサービスにおけるセキュリティ対策、実態調査でわかった課題とは

AIサービスにおけるセキュリティ対策の実態



AIの活用が進む中で、その安全性を確保するためのセキュリティ対策がますます重要になっています。株式会社ChillStackが行った「AIセキュリティ対策に関する実態調査」では、AIを活用したサービスを展開する企業のセキュリティ対策の実情が明らかになりました。この調査は、188名の決裁者を対象に実施され、対策状況や課題が具体的に浮き彫りになりました。

調査概要


調査は、2026年5月25日から6月3日にかけて行われ、AIセキュリティに関与する決裁権を持つビジネスリーダーが対象です。調査の結果、83%がガイドラインの認知を示す一方で、実際に対策が実施されているのはわずか30%にとどまりました。

主要な調査結果



1. ガイドライン認知率は83.0%だが対策済みは30%


調査の結果、総務省が提示した「AIセキュリティ技術的対策ガイドライン」の認知率が83%に達したことが明らかになりました。しかし、実際に「対策が済んでいる」と答えたのはわずか30%で、認知と実行のギャップが存在します。

2. リリース前の対策に不十分な状況


なんと、約80%がリリース前の対策が不十分であると感じています。その理由として最も多かったのは「コストやリソースの不足」で、資金や人材が不足していることが課題として指摘されています。

3. 内部実施層と外部委託層の違い


内部実施層(自社でセキュリティ対策を行う企業)では59.2%が定期モニタリングを実施しているのに対し、外部委託層ではわずか19.1%です。外部委託層は、ベンダーによる対策内容を把握できていない傾向が見られ、これはやはりリソースの不足やコミュニケーションの欠如が原因であると考えられます。

4. 強化したいセキュリティ対策


興味深いことに、内部実施層は「定期的なセキュリティ診断の仕組みづくり」を重要視する一方、外部委託層は「人材育成や確保」を重視しています。それぞれが異なる課題に向き合っていることが反映されています。

まとめ


本調査から、AIを扱う企業にとって、ガイドラインの認識はあるものの、実際のセキュリティ対策が追いついていない現状が浮き彫りにされました。特に外部委託層の企業では、ベンダー任せではなく、自らの状況を理解し、しっかりと管理・監視を行うことが求められます。今後は、リスク評価やモニタリング体制を強化し、AIサービスのセキュリティをより高めていくことが重要です。

ChillStackのCEO、伊東道明氏は「知識があっても行動に移せない構造があることが問題」と指摘しており、企業は経験豊富な人材の育成と共に、実効性ある対策を講じていく必要があると言えます。社会全体への影響が大きいAI技術だからこそ、しっかりとした安全基盤を築く努力が求められるのです。


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会社情報

会社名
株式会社ChillStack
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目18番20号代々木フォレストビル 2F
電話番号

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