新刊『大学案内2024障害者版』がついに登場
2023年2月1日、一般社団法人全国障害学生支援センターから新たに『大学案内2024障害者版』が発売されました。この本は、障害がある人々が大学に進学するための必須情報を提供する日本で唯一のガイドブックです。1996年の初版から、今年で14冊目の発行となり、多くの方に支持されています。
障害のある受験生を支える情報
障害のある受験生にとって、大学入試や授業中の配慮、そして学生生活のサポートについて知っておきたいことは数多くあります。しかし、実際の情報は不足しており、不安を抱える方も多いのではないでしょうか。この『大学案内障害者版』は、そんな声に応えるべく作られました。特に今回の版では内部障害に関する配慮内容がさらに充実しており、利用者のニーズに応える形となっています。
本書の利用方法は簡単です。編集発行を手がける全国障害学生支援センターのWebサイトに登録すると、書籍に掲載された情報をWeb上でも確認できるサービスが受けられます。各質問に対する大学の回答が表示されるため、具体的な支援が得られる大学を探すのにも便利です。
誰にとっても嬉しい情報源
この本は、受験生だけでなく、保護者や教育関係者にも役立つ情報が満載です。特に高等学校や特別支援学校の教員にとっては、障害学生の進路指導を行う上で必見の資料でしょう。また、大学内で障害学生支援を行う部署でも、より良い支援体制を整えるための参考になります。
発行元の全国障害学生支援センターについて
このセンターは1999年に設立され、全国の大学における障害学生の受け入れ状況を調査し、その結果をもとに本書を発行しています。障害学生の自立と社会参加を促進するため、情報提供を行う非営利団体です。最近では、調査対象の大学数も増え、389校からデータを集めることに成功しています。
さらに、センターは数々の表彰を受けており、その活動の重要性が認識されています。様々なメディアにも取り上げられており、社会に広く浸透しつつある印象です。特に障害のある受験生の大学進学に寄与する存在として、当センターの役割は非常に大きいと言えるでしょう。
代表理事の殿岡翼氏について
全国障害学生支援センターの代表理事である殿岡翼氏は、自らも脳性麻痺を抱える障害者支援の第一人者です。その経験を活かし、障害者支援の重要性を訴え続けています。高等教育における障害学生支援に関する検討会や地域の障害者支援活動においてもその活動を展開しており、彼自身が多くの人々に影響を与える存在となっています。
まとめ
『大学案内2024障害者版』は、障害がある方々が大学生活を安心して送るための情報を集約した貴重なガイドです。受験生やその家族、教育関係者にはぜひ手に取っていただきたい一冊となっています。
購入方法
本書は全国障害学生支援センターのサイト及びAmazonで入手可能です。有効な情報が詰まったこの本を活用し、障害のある学生の大学進学をしっかりとサポートしていきましょう。