訪日外国人のための防災アプリ『Safety tips』が地震情報に対応

訪日外国人向け防災アプリ『Safety tips』の新機能

国内旅行を楽しむ訪日外国人にとって、地震などの自然災害は大きな不安要素となります。そんな中、観光庁が監修し、アールシーソリューション株式会社が開発した防災情報提供アプリ『Safety tips』が、さらに使いやすく、情報豊かになりました。

新たに対応する地震情報

『Safety tips』は、南海トラフ地震に関する臨時情報と、北海道・三陸沖で発生する可能性がある後発地震の注意情報の通知に対応しました。この重要な情報は、ユーザーがアプリを通じてプッシュ通知で速やかに受け取ることができ、特に災害が発生した際には非常に心強いサポートとなるでしょう。

対応アプリは、iOS 3.16.0およびAndroid 3.15.0。両バージョンともに8月29日にリリースされました。これにより、訪日外国人旅行者が日本滞在中に必要な災害情報をリアルタイムで取得し、適切な行動を取るための準備が整いました。

今後のアップデート予定

さらに、今後は国が公表している「南海トラフ地震臨時情報防災対応ガイドライン」および「北海道・三陸沖後発地震注意情報防災対応ガイドライン」に基づき、アプリ内に事前学習コンテンツが追加される予定です。利用者は、これらのガイドラインを基に、自分の行動をより的確に理解することができるようになります。この取り組みは、訪日外国人が日本での滞在を安心して楽しめるよう、サポートしていくことを目指しています。

多言語対応の情報提供

『Safety tips』は、多言語対応が特徴であり、緊急地震速報、津波警報、気象警報、噴火速報、台風情報、熱中症情報、国民保護情報、避難情報など多様な情報をプッシュ型でユーザーに通知します。また、周囲の状況を踏まえた対応行動を示すフローチャートや、情報共有に役立つコミュニケーションカード、災害時に必要な情報を得られるリンク集も提供しています。

まとめ

訪日外国人旅行者の安全を確保するために、『Safety tips』は今後も進化を続けていきます。災害はいつ起こるかわからないため、事前に準備し、適切に対応することが重要です。このアプリを通じて、日本滞在中の不安を少しでも軽減し、旅行を楽しむことができるでしょう。

詳細については、以下の公式サイトをご覧ください:Safety tips 紹介サイト