東大発ベンチャー「カミカグ」がダンボール製家具に革命を起こす
東京大学の授業をきっかけに誕生した「カミカグ」は、ダンボールを用いた家具の制作に取り組む新しいスタートアップ企業です。2021年12月に法人化し、墨田区に工場を設立。これにより、自社による生産と開発が本格的に始動しました。特に注目すべきは、ダンボール製家具の意匠性と強度の高さです。
カミカグの特徴
「カミカグ」が手掛ける製品は、伝統的な木製家具とは異なり、軽量で持ち運びが容易です。また、ダンボールは持続可能な素材であり、環境への負荷が小さいため、効率的に利用できます。
企業は、クラフトとしてのダンボールのポテンシャルを探るだけでなく、インテリアデザインの新しいトレンドを創出することを使命としています。カミカグはこれを、「紙の家具」として提案しており、その理念は「紙で暮らし、軽やかに」というテーマに凝縮されています。
その第一弾商品「The Stool」
今回、カミカグはメイン商品「The Stool」を中心としたプロモーションビデオを発表しました。この映像では、日々の暮らしの中での重たく感じる家具を軽やかにする、ダンボールで作られた家具の利点を表現しています。軽快なデザインと機能性を兼ね備えた「The Stool」は、家だけでなく、アウトドアやイベントでも役立つアイテムとして活用されています。
環境への配慮
近年、SDGsに基づく環境配慮が世界的な課題として浮上していますが、家具業界では限られた選択肢しか存在しないのが現実です。カミカグは、中古品の使用やオーガニック素材の採用にとどまらず、紙製家具という新しい選択肢を提案。環境に優しい素材であるダンボールを使用することで、従来の家具業界に新風を吹き込もうとしています。
PV公開までの背景
PVの公開は、世界環境デーである6月5日に合わせられました。カミカグは、製品をただ販売するのではなく、現代的な生活様式にマッチした「紙の家具」の存在を広めることを目指しています。制作には、「we's color」と呼ばれるチームが協力し、環境意識の喚起を促す映像を制作しました。公開先は、ECサイトやInstagram、公式ホームページとなっています。
今後の展望
カミカグは、ダンボール製家具の魅力を最大限に引き出し、今後も多様な意匠性の高い商品ラインナップを展開予定です。軽やかで豊かな暮らしを実現するため、カミカグはリブランディングされた「紙の家具」を通じて、消費者に新たな選択肢を提供し続けます。この新しい家具の魅力が広がることで、環境に優しいライフスタイルを提案する企業としての立場を確立していくことでしょう。
企業情報
- - 社名: 株式会社カミカグ
- - 所在地: 東京都墨田区立花5-9-5 テクネットすみだビル202-2
- - 設立: 2021年12月
- - 代表: 和田亮介
- - 事業内容: ダンボール製家具の製造・企画・販売
- - URL: カミカグ公式サイト
- - Eメール: [email protected]
これからのカミカグの活動に目が離せません。