キリングループと上田市
2025-04-01 15:49:48

キリングループと上田市が進める人財交流の取り組みについて

キリングループと上田市が取り組む新たな人財交流



2025年4月1日(火)より、キリングループと上田市は新しい形の相互人財交流を開始します。この取り組みは、2019年に締結した「ワイン産業振興を軸にした地域活性化に関する包括連携協定」に基づいており、上田市の地域振興や農業の発展に寄与します。

相互人財交流の目的


この新たなプログラムでは、キリングループ(キリンホールディングス株式会社、メルシャン株式会社、キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社)から2名が上田市に、また上田市から1名がメルシャンに派遣されます。彼らは、ワイン産業を軸にした地域振興に関する知識や技術を相互に学び、実践を通じて地域活性化を促進します。

例えば、ワイン用ブドウの栽培技術や持続可能な農業政策についての情報交換が想定されています。この交流を通じて、上田市が抱える地域の課題解決に貢献し、「シャトー・メルシャン」や日本ワイン全体の発展へとつなげていくことが期待されています。

キリングループのビジョン


キリングループは、「キリングループ・ビジョン2027」として、社会と共有できる価値(CSV)を創造する企業になることを目指しています。特に、メルシャンは「シャトー・メルシャン」をはじめとする日本ワインのブランド価値向上に取り組み、地域社会での活性化にも貢献していく意向です。

包括連携協定の主な内容


包括連携協定は、上田市とキリングループが2019年に成立したもので、以下のような目的を掲げています。
1. 地域活性のための人財育成
2. 地域産業との連携・協力
3. 環境保全及び資源循環の促進
4. 高齢者や障がい者の支援
5. 子どもや青少年の育成
6. 食育及び健康増進
7. 地域防災及び災害対策の強化

これにより、上田市の持つ資源や経験とキリングループのビジョンを融合させ、地域全体の活性化を図るための具体的な施策が講じられることになります。

シャトー・メルシャンの取り組み


「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」は、長野県上田市に2003年に設立され、現在約29ヘクタールの自社管理畑で8種のブドウを栽培しています。2019年には、ブドウからワインの醸造まで体感できる施設がオープンし、地域環境との共生を図りながら、持続可能なワイン造りを行っています。生物多様性保全に向けた取り組みも進めており、2023年には環境省から「自然共生サイト」に認定されました。
その取り組みは、国内外で高く評価されており、上田市の名産としても知られています。

このように、キリングループと上田市との新たな人財交流は、地域の活性化を促す重要なステップとなることが期待されます。ワインと地域振興がどのように結びついていくのか、今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
キリンホールディングス株式会社
住所
東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス
電話番号
03-6837-7000

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