神代植物公園で開花したショクダイオオコンニャク
東京都調布市にある神代植物公園で、世界最大級の花として知られるショクダイオオコンニャクが開花しました。開花したのは、令和7年6月3日の午後。この特別な日には、夜間公開も行われ、訪れる人々にその驚異的な姿と独特な香りを体験していただけます。
ショクダイオオコンニャクとは?
ショクダイオオコンニャクは、インドネシアのスマトラ島に自生するサトイモ科の絶滅危惧種です。この植物は、その名の通り巨大な燭台のような形をしており、日が落ちてから花を開かせます。しかし、開花時には強烈な臭いが漂い、これは花粉を運ぶ昆虫を引き寄せるための戦略です。現地では「死体花」とも呼ばれており、悪臭を放つことで知られています。
この花は非常に大きく、高さが3メートルを超えることもあり、ギネスブックにも「最も臭い植物」と「最も背の高い花」として認定されています。開花期間はわずか2日間で、美しい姿を楽しむことができるチャンスは限られているのです。
昼夜4時間の特別公開
今回のショクダイオオコンニャクの開花を受けて、神代植物公園では6月3日の夕方から夜間公開を行います。この特別イベントは17時30分から20時30分まで実施され、入園は19時30分まで可能です。なお、17時に一度閉園し、17時30分から夜間公開が始まります。この際には、500円の参加費が必要ですが、中学生以下は無料となっていますので、家族での訪問にもぴったりです。
開花の様子とその後の経過
今回のショクダイオオコンニャクの開花は、筑波実験植物園と並ぶ全国8回目の開花事例となり、特に注目されています。神代植物公園では、この花の成長過程や開花の様子が公式X(旧Twitter)で生中継されているため、訪問できない方もSNSを通じて楽しむことができます。公式サイトにはこれまでの栽培状況や開花状況も詳しく掲載されていますので、興味のある方はぜひこちらもチェックしてみてください。
来園の際の注意点
神代植物公園には、入園前に最新情報を確認することが推奨されています。また、節電対策として電力使用を見直しながら運営していますので、来園者の皆様にはご協力をお願いしています。
基本情報
- - 開園時間: 9時30分から17時(最終入園は16時)
- - 休園日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日から1月1日まで
- - 住所: 調布市深大寺元町5-31-10
アクセスについて
- - 京王線から:調布駅からバス利用、またはバスで描3駅下車。
- - JR中央線から:三鷹駅または吉祥寺駅からバス利用。
これからの季節、開花の珍しい光景を求めて訪れる人たちで賑わうことでしょう。この機会に、ぜひ神代植物公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。ショクダイオオコンニャクの開花という特別な瞬間を共に体験しましょう!