ランニング外来の設立
2025年11月4日(火)、東京都渋谷区に位置する医療法人社団輝幸会が、ランニングに伴うさまざまな痛みに特化した「ランニング障害特別外来」を新たに開設します。この外来では、足や膝、ふくらはぎに発生する痛みや違和感に悩むランナーに向けた専門的な診療を提供します。
ランニング障害がもたらす影響
多くのランナーは、トレーニングやレース後に「脚が痛い」、「どこか違和感がある」といった悩みを抱えています。このような問題は、筋肉や腱の炎症だけでなく、足の構造や筋力、柔軟性の低下、さらには動作の偏りが関係しています。実際、約3〜4割のランナーが年間で何らかのランニング障害を経験しているとの調査結果もあります。
そうした中で、今回開設されるランニング外来では、痛みの対処だけでなく、身体機能の根本的な見直しを行います。医療機関での専門的なケアが不足している中、特別外来の設立は、ランナーにとって非常に重要な一歩となるでしょう。
外来の特徴
「ランニング障害特別外来」では、痛みの場所や症状を医師が詳細に確認し、必要に応じた画像検査を行います。加えて、理学療法士が姿勢や動作のクセ、筋力バランスを分析することで、障害の原因を総合的に特定します。これに基づき、個々の患者に適した治療プランを策定。痛みの軽減を目的とした処置だけでなく、フォーム改善のための運動指導や再発を防止するためのインソール調整も行います。
対象となる方
特に次のような症状を抱えている方が対象になります:
- - ランニングによる足・膝・ふくらはぎに痛みがある方
- - 練習や大会後に違和感が残る方
- - 過去に再発を繰り返している方
- - ランニング障害のリハビリを希望する方
この外来では、健康促進を目的とした一般的なフォームチェックやトレーニング指導は行わないため、徹底した専門的な治療が受けられます。
地域における重要性
日本ではランニングが広く普及している一方で、適切な医療サポートを受けていないランナーも少なくありません。全国的に見ても、ランニング障害に対処できる医療機関は限られており、そのため多くのランナーが痛みを抱えながら走っているのが現状です。
このような問題に対処するため、医療法人社団輝幸会はランニング専門の外来を設け、個々の身体の状態に応じた根本治療を目指します。患者一人ひとりと向き合い、痛みを軽減し、走れる身体を取り戻すためのサポートを行います。
担当医のメッセージ
ランニングの魅力は、心と身体を整えることにあります。しかし、続けるうちに痛みや障害が生じることもあります。私自身もランナーとして多くの痛みに直面してきました。その中で、適切な治療と、再発を防ぐためのケアが非常に重要であると実感しました。
「また走りたい」「痛みを気にせず走り続けられるようになりたい」というランナーの思いに応えるため、「ランニング障害特別外来」を立ち上げました。しっかりとした医療のサポートを通じて、皆さんが健康的にランニングを続けられるようにお手伝いしたいと考えています。これからも一緒に走り続けていきましょう。
飯村 剛史(いいむら たけし)
ランニング障害特別外来 担当医/足のクリニック表参道 医師
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