中小企業の障害者雇用を促進する「ウィズダイバーシティ」とは?
「ウィズダイバーシティ」は、障害者雇用を推進したい中小企業と障害福祉団体が連携し、障害者の就労機会拡大を目指す、日本で初めての算定特例制度認定を受けた有限責任事業組合(LLP)です。
2024年4月現在、12社が参加しており、組合全体で法定雇用率の2倍以上の障害者雇用率を実現しています。
ディエスジャパンの「ウィズダイバーシティ」参加の背景
株式会社ディエスジャパンは、リサイクルトナーの製造・販売やオフィス環境の提案などを行う企業です。経営理念として「共生社会の実現」を掲げ、障害者雇用にも積極的に取り組んでいますが、中小企業にとって障害者雇用は、環境整備など多くの課題がありました。
そこで、2021年にグループ会社である株式会社東京ディエスジャパンが、2023年には株式会社ディエスジャパンがウィズダイバーシティに参加し、一定額以上の業務を発注することで、障害福祉団体の雇用促進に貢献しています。
ディエスジャパンが行っている具体的な発注内容
ディエスジャパンは、ウィズダイバーシティに参加している福祉団体に、以下のような業務を発注しています。
フラワーショップ・株式会社ローランズ: ドライフルーツギフトや胡蝶蘭の発注
株式会社ありがとうファーム: ハンディキャップアーティストの作品展示、名刺裏へのアート印刷、ECショップのデータ分析
ウィズダイバーシティ参加による効果
ディエスジャパンでは、ウィズダイバーシティへの参加を通して、以下のような効果を実感しています。
障害者雇用への意識向上: 社員に障害者雇用の重要性が浸透し、一緒に働く仲間として意識するようになりました。
新規事業の発案: ありがとうファームのアーティスト作品をリサイクルトナーカートリッジに巻くという新たな事業アイデアが生まれました。
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顧客との繋がり強化: ウィズダイバーシティの取り組みを通して、お客様との繋がりを強化し、共生社会への意識を高める機会となっています。
ディエスジャパンの今後の展望
ディエスジャパンは、今後もウィズダイバーシティでの活動を通じて、共生社会の実現に向けて積極的に取り組んでいく予定です。
ウィズダイバーシティへの参加を検討されている企業様へ
中小企業にとって、障害者雇用はハードルが高いと感じられるかもしれません。しかし、ウィズダイバーシティのような取り組みを通して、課題を克服し、共生社会の実現に貢献することができます。
興味のある企業様は、ぜひウィズダイバーシティのホームページをご覧ください。
ウィズダイバーシティへの参加は、企業にとって大きな意味を持つ
この記事を読んで、改めて障害者雇用の重要性と、ウィズダイバーシティのような取り組みの有効性を認識しました。
ディエスジャパンの事例は、中小企業が抱える障害者雇用に関する課題を、ウィズダイバーシティを通じてどのように解決できるのかを示しています。
特に印象的だったのは、ウィズダイバーシティへの参加によって、社員の意識が大きく変化したこと、そして新たな事業アイデアが生まれたことです。
障害者雇用は、単に法令遵守の義務を果たすだけでなく、企業文化の向上や新たなビジネスチャンスを生み出す可能性を秘めていると感じました。
ウィズダイバーシティは、障害者雇用を促進するだけでなく、企業と福祉団体のパートナーシップを構築することで、社会全体の活性化に貢献しています。
今後は、より多くの企業がウィズダイバーシティのような取り組みを通じて、障害者雇用を推進していくことを期待しています。