売れるネット広告社グループが2026年の黒字化を目指す成長戦略を発表

売れるネット広告社グループが黒字化へ向けて加速中

売れるネット広告社グループ株式会社（以下、売れるネット広告社）は、2026年に通期黒字達成を見据えた成長戦略「Ureru100」を本格的に展開しています。2025年7月期の第4四半期に黒字化が見込まれていることから、同社はその光明に期待を寄せています。これまでも信じられない成長を遂げてきた同社のビジネスモデルと、新たな取り組みについて見ていきましょう。

売上高と成長が示す明確なトレンド

売れるネット広告社の売上高は、2025年期で前年対比193%増の1,124百万円に達する見込みです。この好調な成長は、特にAIやTikTokを活用した事業に支えられており、営業損失は182百万円となるものの、収益改善のトレンドが見えています。すでに前期の通期売上を超えており、同社の強力なビジネスモデルが着実に実を結びつつあると言えるでしょう。

注目すべき戦略と施策

1. TikTok Shopへの参入

売れるネット広告社は、TikTok Shopに日本初日参入し、子会社のオルクスが国内で最初のショップを開設しました。これにより、同社は5兆円市場の先行者利益を最大限に獲得できる見込みです。

2. 独占契約とパートナーシップ

朝倉未来氏との独占戦略提携や、美容大手の粧美堂との共同活動を通じて、Z世代をターゲットにした市場攻略を進めています。特に、ライブコマースの売上が爆発的に拡大する見込みです。これらの施策が功を奏すれば、確実に同社の成長を後押しするでしょう。

3. M&Aとオートメーションの活用

売れるネット広告社は、1年8カ月の上場後に6社のM&Aを実施し、2社を新設、4つの新事業を立ち上げました。さらに、AIを活用したEC運営の自動化も開始し、将来的な収益を確保する土台を築いています。特に、AIやDXを中心とした新規事業の立ち上げは、今後の大きな鍵となりそうです。

来たる黒字化を見据えて

売れるネット広告社は、販管費を前年同月比で25%削減するなど、財務の健全化を図っています。AIの導入により営業利益率が月ごとに改善され、2025年第4四半期の単独黒字化達成は現実のものとなるでしょう。社長の加藤公一レオ氏は、自社株に全てを賭ける姿勢を強調しており、株主への責任感を強く持っています。この強い意識が、同社にさらなる成長をもたらすことでしょう。