信和建設とクラフトバンクの連携
信和建設株式会社(本社:大阪府大阪市)が、クラフトバンク株式会社(東京都中央区)と連携し、建設業界における人手不足を解消するための支援プログラムを立ち上げました。この取り組みは、特に協力会社の負担を軽減し、施工能力を高めることを目的としています。
背景と課題意識
近年、建設業界では職人の不足が深刻な問題となっています。特に中小規模の専門工事会社では、若者の採用難や低い定着率が顕在化しており、現場作業の負担も増加しています。2024年からの時間外労働の上限規制により、全国の施工キャパシティが縮小することが予想されている中、未完了の工事総額は15兆円を超えると言われています。信和建設は、「すべての人々が幸せになれる街づくり」を掲げつつ、協力会社への支援が不可欠と判断し、このプログラムを実施することにしました。
支援プログラムの詳細
信和建設とクラフトバンクは、協力会社の業務効率を向上させるために、以下のような支援プログラムを展開します。
1. 業務効率化ツールの導入支援
提供されるのは、クラフトバンクの業務管理ツール「クラフトバンクオフィス」です。信和建設は、このツールの導入にかかる費用として、1社あたり最大100万円(最大10社、総額1,000万円)を支援します。このツールによって、案件管理、日報、見積もり、請求、在庫管理を一元化し、現場と事務双方の業務負担を軽減。職人が施工に集中できる環境作りをサポートします。
2. 職人・作業員の採用支援
信和建設は2022年7月以来、クラフトバンクと協業して、建設業界に特化した採用ノウハウを蓄積してきました。これを活かし、協力会社に対して求人票の作成から求人媒体の運用、効果改善に関するアドバイスを行います。また、信栄会(協力会社会)専用の合同採用サイトも構築し、採用活動をバックアップします。
今後の展望
信和建設は、このプロジェクトを契機に、協力会社との共創を通じて地域の建設力を支えようとしており、持続可能なまちづくりに向けたさらなる支援策の検討を進めています。企業理念である「人のよろこびを自分のよろこびとする」のもと、事業に関わる全ての人々の幸福実現に向け、積極的に挑戦していく考えです。
会社概要
クラフトバンク株式会社
- - 所在地:東京都中央区日本橋久松町12-8プライム日本橋久松町ビル8F
- - 設立:2021年4月
- - 代表者:代表取締役 韓 英志
- - 事業内容:建設業向け工事受発注プラットフォーム・工事会社向けデジタル化支援
- - URL:www.craft-bank.com
信和建設株式会社
信和建設とクラフトバンクの連携は、人手不足の問題解決に向けた重要な一歩です。今後の展開に期待が寄せられています。