アスリートの未来を切り拓く「Athlete Career Challengeカンファレンス2021」の開催
2021年3月6日、スポーツキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)が主催する「Athlete Career Challengeカンファレンス2021」がオンラインで開催され、約1000人が参加しました。このカンファレンスのテーマは『アスリートキャリア開発支援が創出するCX(Career Transformation)の未来』で、アスリートの将来に向けた新たな視点が提供されました。
イベントは、スポーツ庁参事官付専門官の白川由梨氏が「スポーツキャリアサポート支援事業」の概要を説明し、続いてSCSC会長の髙橋義雄氏が挨拶を行うことでスタートしました。これに引き続き、2つのトークセッションが実施されました。
第一部では、法政大学の田中研之輔教授をモデレーターに迎え、スポーツ庁長官の室伏広治氏、青山学院大学陸上競技部の原晋監督、1996年アトランタ五輪の競泳元日本代表井本直歩子氏など、著名なパネリストたちによる熱い議論が行われました。テーマは「アスリートキャリア開発支援の社会的役割とその可能性」です。彼らは、アスリートのキャリア形成がなぜ重要なのか、またその支援体制の必要性について意見を交わしました。
第二部では、A SCSCのメンバーでありアスリートのキャリア支援に関する専門家が集まり、企業とアスリートの立場からアスリート人材が抱える課題や魅力について話し合いました。これにより、アスリートがどのように企業へと移行していくのか、またそのプロセスでの支援例や成功事例が共有されました。
白川氏は、スポーツを通じて得た経験やスキルを社会に還元することがアスリート自身の価値を高めることにつながると述べます。また、アスリートたちが競技を終えた後も、貢献し続けられるような支援体制を作ることを目指すと強調しました。
髙橋会長は、アスリートが競技者としてだけでなく、一人の人間としても成長できるまずは、アスリートキャリアコーディネーターの重要性を訴え、SCSCがその育成を推進する意義を語りました。このビジョンのもと、既存の46団体に加えて、さらなる協力体制を確立することを目指しています。
このカンファレンスは、アスリートにとってのキャリアの未来を照らす重要な機会となりました。参加者たちは、アスリートが競技だけでなく、その後の人生においても充実感を持てるよう支援し続けることの重要性を再認識しました。
本カンファレンスは、スポーツ界全体が協力し、アスリートの新たな可能性を広げるための一歩を踏み出すものとなりました。現在、SCSCは多くの団体との連携を進め、これからもアスリートのキャリア形成を支援していく計画です。
会社情報
- 会社名
-
スポーツキャリアサポートコンソーシアム事務局
- 住所
- (事務局所在地)東京都港区虎ノ門4丁目ー3ー1城山トラストタワー4F
- 電話番号
-
03-6222-9855