KDDI株式会社が新たに設けた共創拠点「TSUNAGU BASE」にて、ソーシャルコワーキングスタートアップの株式会社ATOMicaがコミュニティマネージャーを常駐させる取り組みが始まりました。この新たな取り組みは2025年8月18日からスタートし、KDDIの本社ビル内、Loungeエリアに位置します。「TSUNAGU BASE」は、異なる分野の人々が集まり、新たな価値を作り出す場を目指しています。ここでは、地方自治体や企業との協力によって、地域の社会課題を解決しようとする動きが進められる予定です。
本拠地である「TSUNAGU BASE」は、KDDIの新本社である「THE LINKPILLAR 1 NORTH」に所在し、同社のコンセプト「つなぐチカラを進化させ、ワクワクする未来を発信し続けるConnectable City」に基づいています。この場所では、KDDIグループや訪問者、さらには外部パートナーが集まり、アイデアや知識の共有を通じて新しい価値を創出する試みが行われています。この共創拠点は、KDDIのCVCファンドである「KDDI Regional Initiatives Fund 1号」との関連性により、ATOMicaとKDDIの連携が実現したものです。
ATOMicaはこれまで、全国の50以上の施設で自治体や企業と連携してきた実績があります。この新たな取り組みでは、ATR神社を運営するコミュニティマネージャーの経験と知識を活かし、TSUNAGU BASEにおいても人々のつながりを育む運営に貢献していきます。
具体的には、ATOMicaは多様な参加者が集まり交流できる「共創ハブ」を実現するため、各種イベントの企画や空間の設計に取り組みます。また、コミュニティマネージャーが常駐し、利用者とのコミュニケーションを通じて新たなアイデアを育てていくところにも力を入れる予定です。さらに、集まった意見やアイデアを基に、関係者とのマッチングを行い、その実現に向けた支援を行う計画も進めています。
今後は、オープニングイベントを開催し、KDDIの社員や地域団体が参加する共創セッションを実施したり、定期的な交流会を設けることで、部署や企業を超えた人々とのつながりを促進していきます。また、KDDIの共創活動を振り返る展示イベントなども行い、より多くの人々に共創の楽しさを伝えていく予定です。TSUNAGU BASEの環境を季節やテーマに応じて見せ方を工夫することも想定しており、自然な対話を生む新たな演出や仕掛けを取り入れていく方針です。
このように、ATOMicaは「TSUNAGU BASE」を通じて、KDDIが描くConnectable Cityのビジョンを実現していくことを目指しています。この新しい共創の場が、多くの人々や企業にとって新たな出会いと可能性を生む源となることを期待しています。この取り組みを進めるにあたり、ATOMicaの代表である嶋田瑞生氏は、「KDDIの新オフィスでコミュニティマネージャーの役割を担うことで、より多くの共創を生み出していきたい」とコメントしています。
施設概要としては、TSUNAGU BASEは東京都港区高輪に位置し、13階に設置されています。コミュニティマネージャーの常駐は2025年8月18日から始まり、営業時間は施設の営業日に準じています。興味がある方は、公式ウェブサイトで詳細を確認していただくことができます。このような斬新な取り組みが、KDDIの新本社でどのように展開されていくのか、今後の展開が楽しみです。