2024年下期の飲食店賃料相場ランキング
飲食店の出店や運営に必要な情報を提供する「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フードが、2024年下期の駅別賃料相場ランキングを発表しました。この報告は、飲食店の経営や開業を目指す方々にとって非常に有益な情報となることでしょう。
調査概要
本調査は、2024年10月から2025年3月までの期間にわたり、飲食店ドットコムに登録されている物件を対象に実施されました。具体的には、1,000坪以下かつ家賃400万円以下、坪単価1,000円から10万円の範囲内の物件が調査の対象となります。なお、シェアキッチンなど別途料金が発生する物件は除外されています。
駅別賃料相場ランキング(上位10駅)
1.
東京 - 坪単価:45,972円(前回より-5,571円、11.0%減)
2.
原宿 - 坪単価:45,734円(前回より+4,873円、11.9%増)
3.
品川 - 坪単価:45,304円(前回より+14,678円、47.9%増)
4.
有楽町 - 坪単価:44,176円(前回より+9,317円、26.7%増)
5.
明治神宮前 - 坪単価:43,570円(前回より-667円、1.5%減)
6.
渋谷 - 坪単価:43,449円(前回より-913円、2.1%減)
7.
銀座 - 坪単価:42,970円(前回より-2,834円、6.2%減)
8.
北参道 - 坪単価:42,678円(前回より+11,800円、38.2%増)
9.
銀座一丁目 - 坪単価:42,083円(前回より-6,897円、19.6%増)
10.
新宿 - 坪単価:41,636円(前回より+3,061円、7.9%増)
各駅の坪単価は、前年同期と比較しての変動も含めて注目されています。特に原宿、品川、有楽町では坪単価が上昇しています。これは観光需要の回復や再開発の影響などによると考えられ、出店の動きが加速している様子が伺えます。これに対して、借り手を獲得するには競争が激化しているため、特に銀座や渋谷では物件数が増加しているにもかかわらず坪単価が下落しています。
概況と今後の展望
2024年度上期に比べ、下期の飲食店物件の上位100駅の平均坪単価は微増しているものの、全体的には上昇そのものの勢いが鈍化し、高止まりの状態に入っていると評価されています。業界全体としては、競争が激化し価格調整が進む一方で、出店ニーズが他のエリアにシフトしている様子も見て取れます。
今後も飲食店ドットコムでは、さらなるデータ解析を行い、飲食店の出店者や運営者にとって役立つ情報の提供を続けていきます。このようなデータから、出店を考える方々は市場を読む力を身につけることで、より良い戦略を立てられるでしょう。
会社概要
株式会社シンクロ・フードは「飲食店ドットコム」を運営しており、飲食業界に特化した支援を提供しています。テクノロジーを活用し、飲食店経営に必要なリソースをシンプルかつスピーディに提供することを目指しています。これにより、多様な飲食体験を日本中、そして世界へと広げることを目標としています。
詳細な情報は公式サイト(
飲食店ドットコム)をご覧ください。お問合せ先は株式会社シンクロ・フード広報までお願いします。