アライドテレシスとNTT Comが進める産業界のセキュリティ強化の新たな取り組み

アライドテレシスとNTT Com、セキュリティビジネス協業を開始

アライドテレシス株式会社がNTTコミュニケーションズ株式会社と提携し、産業分野におけるサイバーセキュリティ対策を強化します。この協業により、製造業や医療分野において急増するサイバー攻撃に対応し、安定した環境の提供を目指します。

背景

製造業や医療の現場では、サイバー攻撃が深刻な脅威となっています。これにより、生産活動や医療サービスの信頼性が損なわれる可能性があります。アライドテレシスは、これまで多岐にわたる分野でITインフラを支えるネットワーク製品やセキュリティソリューションを提供してきました。また、NTT Comは、「WideAngle OsecT」という製品を通じて、工場や重要インフラのセキュリティを可視化し、脅威を検知するサービスを展開しています。このたび、両社の経験や技術を活かし、さらなる連携が実現しました。

本協業の概要

この新たな取り組みでは、アライドテレシスとNTT Comの製品が連携し、産業界の顧客に向けた確実な制御システム環境の運用が可能になります。具体的には、「WideAngle OsecT」の再販に加え、アライドテレシスのセキュリティソリューション「AMF-SEC」とOsecTの機能を統合し、自動的な脅威対応を実現します。

アライドテレシスの役割

アライドテレシスは、ネットワーク機器の販売や、海外拠点を持つ企業に対する普及活動を行います。これは、セキュリティソリューションを国内外で展開し、より多くの顧客に安心を提供するための重要な要素です。

NTT Comの役割

一方、NTT Comはアライドテレシス製品と連携機能の開発や、課題の抽出、改善に取り組みます。これにより、ユーザーが抱えるセキュリティ上の不安を一掃し、信頼性の高い運用環境を確保することが期待されます。

協業分野と連携概要

- アライドテレシスによる「WideAngle OsecT」の再販
- アライドテレシスのセキュリティソリューション「AMF-SEC」との機能連携による脅威の自動検知とネットワーク制御
- 各種施設に向けたアプライアンス化の実施
- 医療機器の管理機能の統合による安心を提供
- 統合管理ソリューションを通じたITとOTの融合

今後の展開

アライドテレシスとNTT Comは、自社の技術を駆使してこの協業を進めていきます。特に、ASEAN地域に向けた日系企業の海外展開を視野に入れ、さらなる連携強化を図っています。これにより、産業界におけるセキュリティ対策の普及が進むことでしょう。

docomo business Forum'24での新たなソリューション紹介

2024年10月10日から11日の間に開催される「docomo business Forum'24」では、この協業の成果やソリューションを紹介する予定です。参加者は、最新のセキュリティ技術に触れる絶好の機会となります。

公式Webサイトからの事前申し込みが必要で、参加費用は無料です。セキュリティの重要性が高まる中、最新の情報を得られるこのイベントは、多くの業界関係者にとって価値あるものとなるでしょう。

公式Webサイト（展示情報）はこちら。