医工連携プロジェクトに参加したグローブライドの新たな挑戦
グローブライド株式会社は、フィッシングブランド『DAIWA』で知られる企業であり、先日医学と工学の融合を目指す新たなプロジェクトに参画しました。このプロジェクトは、脊柱管狭窄症という病に焦点を当て、医療器具の開発を目的としています。参加企業は、株式会社スパインテック、株式会社タカイコーポレーションの3社です。スパインテックは、東京慈恵会医科大学の学内ベンチャーであり、脊柱管狭窄症用医療器具の開発・製造をリードしています。
プロジェクトへの背景
『医工連携プロジェクト』は、健康寿命の延伸をサポートする活動の一環として位置付けられています。グローブライドは「人生を豊かにするスポーツ」を企業ビジョンに掲げており、このプロジェクトを通じて、一日でも長く健康でスポーツを楽しめるライフスタイルを提供したいと考えています。
日本国内での脊柱管狭窄症の患者は約300~400万人と推定されています。特に高齢者では、罹患率が非常に高くなっており、今後ますます患者数が増加する見通しです。この現実に向き合い、医療の現場での課題を解決するため、グローブライドはこのプロジェクトに参画することを決定したのです。
医療器具の開発について
本プロジェクトでは、炭素繊維強化樹脂を利用した脊椎後方内固定器具の開発が進められています。流通している既存の医療器具には、サイズ適合に関する問題や画像撮影時の干渉、金属疲労による寿命の短さなど多くの課題が存在しています。そこで、これらの問題を解決するため、スパインテックが中心となり、タカイコーポレーションとグローブライドがそれぞれの専門技術を活かして医療器具の開発に取り組んでいます。
特に、タカイコーポレーションが提供する特殊ネジ製品と、グローブライドが得意とするカーボン技術の融合により、世界に通用する医療機器の確立を目指しています。これにより、日本発の医療機器が国際的に評価されることが期待されています。
グローブライドの取り組み
グローブライドでは、「一生涯スポーツを楽しんでいただく」という理念のもと、スポーツ用品の製造と販売を行っていますが、医療分野にも貢献できる可能性を持っていると考えています。その一環として、今回のプロジェクトに関与し、医療の現場でもスポーツを楽しむためのサポートを行うことを目指しています。これにより、心身の健康を助け、豊かな人生を送る企業の一翼を担いたいという思いがあります。
企業概要
株式会社スパインテック
代表取締役:谷 諭
所在地:東京都港区西新橋3丁目25番8号 慈恵大学F棟
設立日:令和2年9月1日
URL:
https://spine-tech.jp/
株式会社タカイコーポレーション
代表取締役社長:岩田 誠
所在地:岐阜県美濃市棚洞3189番地の1
設立日:平成2年5月8日
URL:
https://takaicorp.com/
グローブライド株式会社
代表取締役社長執行役員:鈴木 一成
所在地:東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
設立日:昭和33年7月29日
URL:
https://www.globeride.co.jp/
結論
この医工連携プロジェクトは、医療の現場に必要とされる革新的な技術の開発を推進し、さらにはスポーツを通じて得られる豊かな生活をサポートすることを目的としています。各企業の強みを活かした新たな挑戦が、高齢化社会における大きな解決策となることが期待されます。