バングラデシュの政治情勢が急速に変化しています。公務員採用に関する優遇制度への不満から始まった学生たちの抗議運動は、今や全国規模の反政府運動へと発展しました。シェイク・ハシナ首相の辞任とその後のインドへの逃亡が報じられたのは、わずか数ヶ月前のことです。これにより、国の未来に対する不安が広がり、多くの市民が政治に関心を寄せるようになっています。
このような背景の中、2024年10月26日(土)14時から、「第47回講演会:バングラデシュの学生たちがハシナ首相辞任を要求するまでの経緯と今後の展望」が開催されます。この取り組みは一般社団法人日本バングラデシュ協会とACEFによって主催され、さまざまな専門家が集まります。講演会では、ニュービジョン株式会社のCEOタレック・ラフィ・ブイヤン氏、ニュービジョンジャパンの福嶋祐子社長、そして立教大学准教授の日下部尚典氏が、現在のバングラデシュの状況について話をします。
今回の講演会は、新宿区西早稲田にある日本キリスト教会館で行われます。現地参加は先着40名まで受け付けており、オンラインでの参加も可能です。参加を希望する方は、申し込み締切の10月18日までにグーグルフォームを通じてお申し込みください。詳細なアクセス情報は、地元の地下鉄早稲田駅から徒歩で約8分と便利な場所にあります。
バングラデシュでは学業を修了した学生たちが、今後の仕事の機会に関して大きな期待を寄せています。しかし、政治の不安定さはその期待に影を落としています。若者たちが反政府運動に参加し、政治への巻き込みを求める声が強まる中、講演会を通じて彼らの思いや動きを知ることが重要です。
未来を見据えたバングラデシュの学生たちの声は、他国でも共感を呼ぶかもしれません。情報の共有や意見交換を通じて、日本におけるバングラデシュの理解も深まることでしょう。この貴重な機会を通じて、私たちは新たな知識や視点を得ることができるでしょう。
この講演会はバングラデシュの学生たちが直面する現実や彼らの思いを直接聞く、非常に意味深い場となることが期待されています。多くの方々の参加を心よりお待ちしております。