オカムラ食品工業が食品衛生事業功労者で大臣表彰受賞

オカムラ食品工業、厚生労働大臣表彰を受賞

青森県青森市に本拠を置く株式会社オカムラ食品工業は、この度令和7年度の食品衛生事業功労者として厚生労働大臣表彰を受けました。この表彰は食品衛生の向上に貢献した企業や個人に贈与され、全国から選ばれた160名の功労者と88の優良施設の中で、オカムラ食品工業の第二工場が特に優れた食品衛生管理において評価されたものです。

会社の沿革と取り組み

オカムラ食品工業は1971年に設立され、水産加工品の製造を行っています。特に、いくらや筋子の魚卵加工販売が得意で、品質の高さに定評があります。工場の衛生管理体制は非常に厳格であり、食品安全マネジメントシステムを確立して従業員一人一人が手作業で行うプロセスにおいても、徹底した衛生作業手順が守られています。

最近では、より高い衛生基準を維持するために、従業員に対して衛生管理に関する教育や訓練を継続的に実施しています。これにより、製品の安全性と品質向上を図っており、その姿勢が今回の受賞に繋がったと考えられています。

受賞の意義

受賞を受けて、品質管理部部長の後藤和人氏は「食品の製造工程は多岐にわたりますが、我々の工場では全ての従業員が手作業で行っている重要な工程があるため、衛生管理の徹底が欠かせません。今後もさらに高いレベルの衛生管理体制を目指して取り組んでいきます」とコメントしています。

この表彰は単に受賞することが目的ではなく、例えば在宅勤務やリモートワークの普及を受けて、オンラインでの衛生教育や訓練を取り入れることにも力を入れています。新しい時代に合わせた衛生管理の必要性を強調し、業界全体の衛生状態の向上に寄与する方針です。