なら映画祭2021
2021-09-19 18:00:02
芸術の力で未来を築く『なら国際映画祭 for Youth 2021』が開幕!
9月18日、奈良の春日大社で『なら国際映画祭 for Youth 2021』が盛大に開幕しました。この映画祭は若い世代の映画製作者と観客をつなぎ、彼らが表現する力を育むための場です。特に、今年のテーマは「祈り」、まさにこの時期に相応しいものです。
オープニングセレモニーでは、ユースシネマプロジェクトに参加した21名の若者たちがレッドカーペットを歩き、特別な体験を分かち合いました。映画制作に携わった古見成生さんは、奈良のプログラムを通じて得た経験が、このプロジェクトを通じて幅広く伝わることを願っています。特に、春日大社でのレッドカーペットを経験できたことは、大きな喜びであり、世界の平和を祈りたいとの思いも語りました。
また、ユース映画審査員兼シネマインターンの瀬戸紫英さんは、ZOOMを利用したチームワークの中で、ポスターや予告編の制作を通して、監督や専門家との交流が成長につながったと振り返りました。参加者たちは、映画の魅力を体験するとともに、未来に希望を託す重要な役割を果たしています。
この映画祭のエグゼクティブディレクターである河瀬直美監督は、ユースたちの作品が私たちに感動を与え、多くの感情を共有していると語ります。彼女はこのプロジェクトを通じて、若者たちが自らの物語を語り合い、文化を育む場になることを心から願っています。彼らが創造する世界は、私たちの思考を刺激し、新しい視点を与えてくれます。
映像制作ワークショップでは、若者たちがグループで作品を創り上げました。参加者たちが自身の個性を活かしながら、真剣に作品に向き合う姿勢は、映画制作の新しい可能性を感じさせます。特に、上映会では観客から盛大な拍手が贈られ、多くの参加者が自信を得ることができました。映画はネガティブな体験をポジティブに変える力があると強調されました。
映画祭は、9月20日までの間、様々なプログラムや作品の上映を行います。ユースが制作した作品も、一般公開される予定です。彼らの情熱や創造が込められた映画を多くの人に届けることが、映画祭の大きな目的の一つです。
また、奉納演舞として琉球舞踊が春日大社で披露され、古典音楽に乗せて、現代の切ない思いを表現しました。これにより、観客たちは文化を通じて深い感動を体験することができました。
この映画祭は、若者たちの成長を支え、未来に希望をつなげる重要なイベントです。河瀬監督が目指すのは、1,000年先の人たちにも届くような映画祭であり、地域文化を継承することは、私たちの責任です。奈良が持つ素晴らしい文化と歴史を次世代に伝え、世界とつながる力を育んでいくことが、この映画祭の使命です。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人なら国際映画祭
- 住所
- 奈良市花芝町17番地サン・ふくむらびるpartI 201号室
- 電話番号
-
0742-95-5780